米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第39回は、ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)、ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)、ダニエル・カルーヤ(Daniel Kaluuya)、ジョナサン・グロフ(Jonathan Groff)、オリヴィア・コールマン(Olivia Colman)、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)、リアーナ(Rihanna)、トレーシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)が登場。「テイクアウェイのブリトー」など、相変わらず皮肉たっぷりな米「WWD」――今回の高評価は一体誰の手に?

Kacey Musgraves
「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカの世界だったら、いちばんおいしいキャラメルトフィーになれていたかも。でも残念ながら、ライトブラウンのシルクのジャンプスーツはレッドカーペットの世界では選択ミス。ケイシーの美しさが全く引き立っていない。

Daniel Craig
水着姿で水の中からセクシーに登場するか、スーツの全体的な効果でスマートに見せるか――ダニエルにはその二択しかない。とりあえず、お持ち帰りのブリトーみたいな服は着ないで。

Daniel Kaluuya
夕暮れ時に裸足で誓いの言葉を述べるカジュアルな新郎みたいだ。レッドカーペットにはちょっと場違いな気もするが、たぶんこれから結婚式に向かうのだろう。

Jonathan Groff
肩周りが目立つジャケットにタートルネックの組み合わせは、スタジオ54のディスコっぽさを感じる。すこし時代遅れなコーディネートだが、ジョナサンにはよく似合っている。でもパテントレザーの靴はちょっとやりすぎ。

Olivia Colman
スカートの上に巻かれたアクセサリーが、ゴス系の人の水中アドベンチャーをほうふつとさせる。コールマンは何も間違っていない。でも、正直キツい。

Celine Dion
想像をはるかに超えてきて、ある意味すごくいい。セリーヌが限界に挑戦することには慣れているから、ショックはそれほど大きくない。スカイブルーのテディベアに思わずハグしたくなる。

Rihanna
いつもながら、レッドカーペットのリアーナにくぎ付け。タキシード風のローブはビンテージ感があるし、彼女にとっては最高の衣装。でも、別の人が着たらモーティシア・アダムス(「アダムス・ファミリー」の母親の名)の再来みたいになるだろう。

Tracee Ellis Ross
独特な方向性のファッションは危険だ。ランウエイでは遊び心を取り入れたパワースーツもカタチになるが、ロスが着るとまるで似合わないようだ。スーツのボリュームに飲み込まれてしまっている。