デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションロー特集を予定している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2019年1月7日号からの抜粋です)
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「D&G」デザイナーが
中国を侮辱したとして大炎上
「ドルチェ&ガッバーナ(以下、D&G)」が11月17日に公開した動画や、ステファノ・ガッバーナ=デザイナーのインスタグラムアカウントから送信されたダイレクトメッセージが中国を侮辱しているとして“炎上騒動”に発展した。
これを受けて「D&G」は謝罪声明を発表し、ステファノはアカウントがハッキングされたと釈明したが、上海で行われる予定だったショーは開始数時間前に中止に追い込まれた。中国人セレブや女優らが相次いで批判コメントを発表し、中国の主要ECサイトからは製品が削除された。23日にはデザイナーの二人が謝罪動画を公開し、幕引きを図った。
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