ラッパーのオクタヴィアン(Octavian)が、11月30日に発売される「シュプリーム(SUPREME)」と「ナイキ(NIKE)」の最新コラボコレクションのルックモデルに起用された。
オクタヴィアンは1996年フランス生まれのイギリス育ち。15歳の頃に家を追い出され、音楽の名門ブリットスクール(Brit School)に通うも中退し、ホームレスを経験した後に生きる術としてラッパーになる道を選んだ若手だ。かすれた声のラップと重低音のビートが特徴で、2017年に発表した「Party Here」をドレイク(Drake)が口ずさんでいる姿がSNSで拡散されて話題に。その後、ムラ・マサ(Mura Masa)と「Move Me」やスケプタ(Skepta)と「Bet」を発表するなどして人気ラッパーの1人に数えられるようになった。
ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が惚れ込んだラッパーとしても知られており、ヴァージルの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でのデビューショーから3シーズン続けてランウエイモデルに起用されただけでなく、同ブランドのコマーシャルにも登場。さらに、18年発表のミックステープ「Spaceman」のアートワークはヴァージルがデザインしている。
なおコラボコレクションはアパレルとアクセサリーの全8型。アパレルはアノラックとベースボールシャツ、フーディー、ウォームアップパンツの4型を用意した。どれも素材にレザーを使用し、縁取られた「ナイキ」のロゴが随所にあしらわれている。アクセサリーはアパレルと同様にレザーを用いたダッフルバッグのほか、サングラス、14金のロゴリング、バンダナがそろう。東京・渋谷をはじめとする「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。