デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションロー特集を予定している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2019年3月4日号からの抜粋です)
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ジジ・ハディッドが写真を
無許可転載して訴訟に
モデルのジジ・ハディッドは、パパラッチが撮影した自分の写真を無許可でインスタグラムに転載したことが著作権侵害に当たるとして写真の権利を所有するエクスクルーシブ社から訴えを起こされた。
ジジはインスタグラムの投稿をすぐに削除し、その後同騒動について「私が投稿した最新の(現在は削除した)投稿が“法に触れている”とマネジャーに言われました。(パパラッチに対しても)ポーズをとって笑顔を向けることは私の仕事の一つだと理解しています。一方でこうした人たち(パパラッチ)は、特別なことが何もなくても毎日“適法に”私たちをストーキングしてお金に変えています」と反論している。
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