デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションロー特集を予定している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2019年4月1日号からの抜粋です)
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日本勢が健闘した
2019-20年秋冬パリ・ファッション・ウイーク
2019-20年秋冬パリ・ファッション・ウイーク期間中、公式スケジュールでショーを開催した日本のブランドは9ブランドだった。オフスケジュールのミニショーやプレゼンテーションを合わせると12ブランドが参加した。
そのほか、「アキコアオキ」と「ミスターイット」が初の海外展示会を開いたり、若手を支援するために創設した「LVMHヤング ファッション デザイナーズ プライズ」(以下、「LVMHプライズ」)の19年ファイナリストに「アンリアレイジ」の森永邦彦デザイナーが選出されるなど日本人デザイナーの活躍が目覚ましい。一方で海外進出の増加に伴い海外との取引におけるトラブルも増えているという。具体的にどのようなことが問題になるのか。
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