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三越伊勢丹HDが描くデジタルとリアルが融合する未来 カギを握るのは新統合アプリ

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 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、リアル店舗とデジタルを融合する「シームレス化」戦略を加速させる。これまで店舗・機能などに応じバラバラに存在していたアプリを集約し、EC機能を備えた新統合アプリを2020年4月にローンチする。同社は伊勢丹新宿本店の商品群のデータベース化に力を入れてきたが、新アプリではそれらをカタログ化してスマホで閲覧可能にする。さらにメディア機能、客とのコミュニケーション機能までを備えることで、リアル店舗に客を呼び込むハブにする考えだ。(この記事はWWDジャパン2019年12月2日号からの抜粋です)

 11月7日に開かれた同社の19年4〜9月期決算説明会。杉江俊彦社長は、「われわれがリアルとデジタルを融合した先に、何が本当にやりたいのか、まだ皆さまにしっかり伝えきれていない。そもそも(シームレス化は)EC強化が目的ではない」と強調した。その上で、新統合アプリが実現する新しい購買体験を紹介する動画を放映した。

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