ファッション

三越伊勢丹HDが描くデジタルとリアルが融合する未来 カギを握るのは新統合アプリ

有料会員限定記事

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、リアル店舗とデジタルを融合する「シームレス化」戦略を加速させる。これまで店舗・機能などに応じバラバラに存在していたアプリを集約し、EC機能を備えた新統合アプリを2020年4月にローンチする。同社は伊勢丹新宿本店の商品群のデータベース化に力を入れてきたが、新アプリではそれらをカタログ化してスマホで閲覧可能にする。さらにメディア機能、客とのコミュニケーション機能までを備えることで、リアル店舗に客を呼び込むハブにする考えだ。(この記事はWWDジャパン2019年12月2日号からの抜粋です)

 11月7日に開かれた同社の19年4〜9月期決算説明会。杉江俊彦社長は、「われわれがリアルとデジタルを融合した先に、何が本当にやりたいのか、まだ皆さまにしっかり伝えきれていない。そもそも(シームレス化は)EC強化が目的ではない」と強調した。その上で、新統合アプリが実現する新しい購買体験を紹介する動画を放映した。

この続きを読むには…
残り1418⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。