アイスタイルは3日、「アットコスメ」の2019年ベストコスメを発表した。大賞に選ばれたのは「セザンヌ(CEZANNE)」のハイライト「パールグロウハイライト」で、きめ細かなパール感が濡れたような艶感を与えつつ、ナチュラルに仕上がる点が特徴。そのほか、総合2位に「エクセル(EXCEL)」の「スキニーリッチシャドウ」が、3位に「ランコム(LANCOME)」の「タンイドル ウルトラ ウェア リキッド」がランクインしている。
大賞に選ばれた「パールグロウハイライト」は、「600円という価格に対して高い品質と、ギラギラしすぎない仕上がりがハイライト初心者からも評価された」(西原羽衣子アットコスメ リサーチプランナー)という。また、SNSから人気に火がつき、一時期品薄になったことで消費者の関心を引いたことも人気を後押しした。
ハイライト部門から大賞製品が選ばれるのは初めて。ポイントメイクの中でも使用者がさほど多くないアイテムが高い支持を得た理由として、SNS動画の影響を受けたメイクトレンドが見られるという。原田彩子アットコスメ リサーチプランナーは、「SNS、特に動画の影響により、動くことで質感がわかる肌や髪に注目が集まっている。クチコミにも“濡れ艶”というワードや、 “偏光ラメ”“グリッター”などの言葉の出現率が上昇していることからも、生活者が質感を重視していることが分かる」と解説した。
同ベストコスメは2018年11月1日~19年10月31日に投稿されたクチコミ72万4765件の中から、4万3786アイテムを対象に集計している。