レストランなどの評価を星の数で表すフランスの「ミシュランガイド」をまねた「カミカリスマ ヘアサロンガイド(KAMI CHARISMA Hair Salon Guide)」が12月11日に発売される。都内の美容師をカット部門とメンズ部門で星1つから3つで評価し、さらにパーマ、カラー、トリートメント&スパ部門でサロンを選出して紹介するというもの。紙面では星をはさみマークで表現する。発売を前に3日にはガイドブックに登場する美容師と美容室を表彰する「カミカリスマ(KAMI CHARISMA) 2020 東京 アワード」が開催された。
インバウンドの訪日理由として「日本の美容室体験」が上位に挙がるほど日本の美容は注目度が高く、日本が誇るコンテンツとして、世界一の技術を有すると言っても過言ではない美容文化を発信するため、観光コンサルティングを手掛けるCB(シービー)が中心となってカミカリスマ実行委員会を立ち上げ同アワードを設立、ガイドブックを制作した。厚生労働省、国土交通省観光庁、日本政府観光局(JNTO)が後援し、実行委員会会長は麻生太郎副総理兼財務大臣、第92代内閣総理大臣が務める。
第1回は両部門で82人の美容師が選出され、カット部門は朝日光輝(SUNVALLEY)、岡村享央(MINX 銀座店)、川島文夫(PEEK-A-BOO 青山)、川畑タケル(BEAUTRIUM 七里ヶ浜)、中村章浩(ABBEY2)、宮村浩気(AFLOAT/XELHA)、メンズ部門は高木琢也(OCEAN TOKYO)の7人が3つ星を獲得した。
ほかにもパーマ部門、カラー部門、トリートメント&スパ部門には店舗単位で33のヘアサロンが選出された。
審査は国内外の文化人・美容関係者などの専門家チームによる覆面調査・専門調査によって、①技術力、②デザイン性、③世界への発信力、④スター性、⑤今をつかむ表現力、⑥店舗・接客力、⑦売り上げ力の7項目で審査を行い選出した。店舗ごとではなくあえて美容師個人を選出することにより、さらなる技術力の向上と競争強化を狙い、海外への発信力を高める。
ガイドブックはニューヨークやロサンゼルス、台北、プノンペンなど9つの国と地域でも販売する。さらに2020年2月には、同ガイドブックに掲載された美容師を予約できるサイトも開設予定だ。