5日にオープンした東急プラザ渋谷の3階に店舗を構える「イチイチイチ(111)」は、月替りで異なるコンテンツを用意するコンセプトストアだ。ここだけのオリジナルアイテムやカスタマイズサービスの提供、職人による製作実演やワークショップなどを企画して特別なユーザー体験を提供する。第1弾を飾るのは、ファッションデザイナーの丸山敬太が手掛けるサロン デ マルヤマ(SALON DE MARUYAMA)。丸山デザイナーがディレクションする東京・青山のセレクトショップ「丸山邸」の延長として、「和」「家」「器」「洋服」の4カテゴリからセレクトした逸品をそろえる。12月16日まで。
「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の刺しゅうニット(4万1800円〜)や利休バッグ(5万5000円〜)をはじめ、着物と帯、かんざしなどを合わせた和装セット、アンティーク家具店「ロイズ アンティークス」とのコラボチェア、全国からセレクトした器などを用意した。丸山デザイナーは、「ファッションは美意識を高めるもの。服だけに限った言葉ではない。普段使っているアイテムや好きな作家のアイテムなど、自分が美しいと思うものをセレクトした」と語る。
17日に始まる第2弾では、“手仕事”をテーマに4つのブランド・ショップを誘致する。和と洋のデザインとインド・カシミールの伝統的な生産技術を融合させるストールブランド「ターラ・ブランカ(TARA BLANCA)」をはじめ、丁寧な手仕事で生み出される洋服や雑貨を提案する。