デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションローを特集している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2019年8月5日号からの抜粋です)
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議論が続く「#KuToo」問題
2万近くの署名を厚労省へ提出
グラビア女優でライターの石川優実が、当時勤めていたアルバイト先でパンプス着用を義務付けられていたエピソードをツイッターでつぶやいたことをきっかけに、職場でのパンプス・ヒール靴着用の強制に異議を唱えるハッシュタグ「#KuToo(クートゥー)」がSNS上で大きなムーブメントとして広がった。
この運動に賛同する1万8000人の署名をオンラインで集め、6月に厚生労働省へ提出したことも大きな話題となった。現在も署名活動は続き3万人を突破している。パンプス着用を強制する問題はSNSで賛否両論巻き起こっているが、パンプスの着用を職場で強制することは法的にどんな問題があるのか。
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