ファッション

「ルイ・ヴィトン」の新メンズラインはヴァージル流の機能服

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターによる機能性に特化したパフォーマンス&テックライン“ルイ・ヴィトン 2054(LOUIS VUITTON 2054)”を2020年春夏コレクションの一部として発売する。

 コレクションは全14型で構成し、ウエアのニットやポーチのレザーなどには撥水性に優れたテクニカル素材を使用する。さらに旅行時の持ち運びに便利なパッカブル機能や、アウトドアのギア的要素を加えたディテールが付く。シャツを圧縮すればトレッキング用の枕として使用できたり、ウインドウブレーカーがポーチに変化したりと、ヴァージルが同ブランドでこだわり続ける“アクセサモーフォシス(バッグとウエアの融合)”の考えを発展させたアイテムをそろえる。

 トロンプ・ルイユでエンボス風に浮かび上がるモノグラムや車のエンブレムに着想した3Dのイニシャルモチーフなど、ユニークで多彩なグラフィックも特徴だ。価格帯はウエアがレザーパーカ103万円、ウインドウブレーカー31万3000円、ジップフーディー28万4000円、パンツ13万3000〜16万4000円、アクセサリーがスニーカー12万7000円、リバーシブルのボストンバッグ“キーポル”39万8000円、A4サイズのポシェット10万9000〜15万1000円など。

 ライン名の“2054”は、20“20”年と創業年の18“54”年を組み合わせたもので、“創業から200年を経ても顧客のワードローブに欠かせない存在でありたい”という思いを込めているという。

 同ブランドはヴァージルが現職に就任以降、トレンドに左右されないベーシックライン“ステープルズ エディション バイ ルイ・ヴィトン(STAPLES EDITION BY LOUIS VUITTON)”の立ち上げやプレ・コレクションの強化、そして昨今のメンズ市場で需要が高い機能服の“ルイ・ヴィトン 2054”を始動するなど、新たな試みに積極的だ。

LOUIS VUITTON x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。