ファッション
連載 私のサステナビリティ

私のサステナビリティ ブリアン・ウエスト「エティーク」創業者は“地球環境”を広い意味でとらえる

 「エティーク(ETHIQUE)」は私がまだ学生だった2012年に、海洋汚染の状況に心を痛め、ニュージーランドで設立したビューティバーブランドです。ビューティバーとは、シャンプーなどプラスチック容器を必要としていた液体製品を、必要成分を濃縮するというシンプルな方法で固形化したもの。それによりプラスチックボトルを排除でき、サステナブルでありながらきちんと結果を出すことのできる製品を市場に届けてきました。

 一般的に“企業の成長とエシカルは相容れない”とする見方もありますが、「エティーク」は“製品が売れれば売れるほどエシカルが世界に広まる”ブランドだと信じてやってきたため、アメリカやヨーロッパ、そして日本にまでブランドのフィロソフィーを広めることができました。

 サステナビリティに関して、企業としての今後の目標は“25年までに1000万本の廃棄されるプラスチックボトルを削減すること”に据えています。個人としては、肉食をやめました。「肉食とサステナビリティって関係あるの?」とよく聞かれますが、“地球環境”の中にはもちろん動物も含まれるので、結果的に環境を守ることにつながっていると考えています。

私のサステナビリティ
 ファッション業界にとって加速して取り組まなければいけない課題の“サステナビリティ”。企業として大きく舵を切ることはもちろん、個々の意識も重要です。そこで個人的に行なっているサステナビリティについて聞きました。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。