スウェーデン発のビューティや食などを集めたイベント「第1回スウェーディッシュビューティフェスティバル」が12月6日にスウェーデン大使館で開催された。9ブランドが出展し、トークショーや新製品プレゼンなどを実施。当日はメディア関係者やバイヤー、モデル、インスタグラマーなど計282人が来場し盛況のうちに幕を閉じた。
同イベントは長年、北欧のビューティについて研究し精通する北欧美容研究家・佐藤ニーフェラ史枝が主催。開催意図について、「スウェーデンでは年々オーガニックコスメの需要が高まっている。2018年度のオーガニックコスメの売上高は前年度比26%増で、25年までに毎年15〜20%のペースで増え続けると予想されている。今回の展示会では5Sをキーワードとし、Safety(安全性)、Sustainable(持続可能な)、Simple(シンプル)、Stylish(スタイリッシュ)、Scandinavian(スカンジナビア)発の5Sを満たす注目ブランドを集めた。日本市場で、スカンジナビア発ブランドの認知と販売拡大を目指す」と佐藤氏は語った。
ビューティ関連では、フリーサンズビオが輸入するスウェーデン生まれのスキンケアブランド「ブーミングボブ(BOOMING BOB」が日本初披露となった。フェイスオイルは、有機栽培された植物からコールドプレス抽出し、保存料も天然のビタミンEやローズマリーエキスを使用。フェイスオイルは計3種(各3980円)を展開し、ジェンダーレスなシェアドコスメとして提案する。クロスフィールドが販売する「テペグッド(TEPE GOOD)」は、スウェーデンで親しまれる歯ブラシ。ハンドル部分は96%再生可能なサトウキビ由来のバイオベースポリエチレン、フィラメントは100%再生可能なヒマシ油由来のポリアミドからできており、歯ブラシの焼却時に排出されるCO2を抑えた設計が特徴だ。
また、女性来場者から注目が高かったのがデリケートゾーンケアアイテム。リンガホーが展開する「リップ インティメイトケア(LIP INTIMATE CARE)」のクレンジング モイスチャライジングオイル(3200円)は、オーガニック植物オイルとエキスを配合したデリケートゾーンオイル。「100%ナチュラルで100%ビーガンなオイルは珍しい。デリケートゾーン以外にも使える」とハンス・ウォルバーグ=リンガホー社長は述べ、汎用性の高さをアピールした。そのほか、電動洗顔ブラシ「フォレオ(FOREO)」やスウェーデン製花粉エキス食品「ポーレン リフ(POLLEN RIFF)」、「ノックス オーガニック(NOX ORGANICS)」のプレミアムオーガニックチョコレートが注目を集めた。
イベントでは、佐藤氏とスウェーデン美容ジャーナリストのマリア・アールグレーン(Maria Ahlgren)によるトークショーも実施。アールグレーンの著書「Beauty Food~輝く肌を手にいれるための85のレシピ」(日本未発売)も紹介された。