アーティストバックアッププラットフォーム「ラグジュアリー オブ レス(LUXURY OF LESS)」は、アートフェアイベント「GRADATION 代官山」を12月15日までテノハ 代官山で開催中だ。
同イベントにおける注目スペースは、住宅展示場やオフィスとして使用されていた広大な空間をギャラリーとして作り変え、10組のアーティスト作品を展示する“LUXURY OF LESS”だ。
“LUXURY OF LESS”のオフィス空間では、ラジカセをピラミッド型に組むことで“音源の放射グラデーション”を視覚的・聴覚的に表現したマルオサ × ターボソニック(MARUOSA × TURBO SONIC)や、“OFFICE UTOPIA”をコンセプトに、希少な亜熱帯植物や生物が生息する森とオフィスの融合空間を表現したミキコ カマダ(Mikiko Kamada)らのインスタレーション作品を展示している。また、“RED HORIZON”をテーマに制作したゾーイ(Zoe)は「21世紀のモダンカルチャー産業において、本質を理解して自身の声をもち、政治によって苦しみを与えられている社会を正すために、われわれは存在している」とコメント。
“LUXURY OF LESS”の住宅展示空間では、展示用ガラス窓を採用して、即興的にガラスペイント作品を制作したスー(Si Oux)、キッチンや浴室などを漆黒の空間に変身させた金理有、彫金技術を駆使して“空間のゆらぎ”を表現したマーボ(Mabo)、ポップな色彩のグラフィティで3つの部屋を自身のスタジオに見立てたファフィ(Fafi)のほか、イチャス(Ichasu)、ノーマ(NOMA)、YUMEMI BOOKSの作品を展示している。
同イベントのそのほかの空間では、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)、森山大道、YOSHIROTTENら、アート、音楽、デザイン、ファッションなどさまざまな世代を超えた作品を展示している。
■「GRADATION 代官山」
期間:11月22日〜12月15日
場所:テノハ 代官山
住所:東京都渋谷区代官山20-23
時間:水〜土曜 12:00〜23:00日曜 12:00〜21:00(月・火曜休館)
料金:大人2000円(当日券3000円) 大学生・高校生1000円 中学生以下無料