コーセーが展開するビーガンブランド「アウェイク(AWAKE)」は2018年2月にリブランディングし、2年目を迎える20年に向けてビーガンブランドとしての位置付けを強化する。インスタグラムなどのSNSでの発信はもちろん、親和性があるとするヨガスタジオなどとのコミュニケーションも視野に入れ、感度の高い層に向けてアピールする。
1995年に誕生した「アウェイク」は、植物が持つ生命力にフォーカスしたオイル美容に着目し、天然由来の原料と香料を主成分に現代女性の肌の悩みにアプローチする製品を展開している。コーセーが2014年に子会社化した米国のナチュラルメイクアップブランド「タルト(TARTE)」と協業し、18年に全製品ビーガンおよびクルエルティフリー(動物実験をしていない)処方の“NY生まれのビ―ガンブランド”としてコンセプトを刷新した。
20年に向けた商品として2月7日に、日焼け止め「UV アンブレラ サンプロテクション ミルク」(50mL、3000円)を発売する。ボタニカルパウダー・オイルなどの植物由来成分を配合したなめらかなつけ心地で肌を保湿する同商品は、SPF50+、PA+++の高いUVカット効果が見込める乳液状の日焼け止めだ。紫外線吸収剤として配合されるオキシベンゾンとオクティノクセイトなどの成分を含まないノンケミカル処方が特徴だ。
また3月6日には化粧下地とCCクリームの新色を発売する。化粧下地「レイオブライト ラディアンス モイスチャライザー」(50mL、2800円)は、グロウポリマーやピンクやゴールドなどのグロウパールがストロボライトを当てたように肌の内側から艶めく肌を演出し、ハイライトとしても使用できる。CCクリーム「プットオンアハッピーフェイス ティンティド モイスチュアライザー」(30mL、3800円)はインフルエンサー発信で人気を博しており、ニーズが高かった明るめのカラーを追加。美容液・日焼け止め・化粧下地・ファンデーション効果を兼ね備えており、メイクとスキンケアを1本でかなえる時短アイテムだ。
前田香織「アウェイク」ブランドマネージャーは「ビ―ガンコスメは世界でも徐々に関心が高まってきている。動物由来成分を使用しないことで、ひいてはサステイナビリティの観点でも未来に貢献できると考えている。今後はさらに容器の素材にもこだわっていきたい。」とコメントした。