タレントでモデルの藤井萩花は12月5日、自己資金で立ち上げた自身のブランド「ロールモデル(ROLE MODEL)」の発表イベントを東京・表参道で開催した。
藤井がプロデュースする10金やシルバーを使用したリングやピアス、ネックレスなどのジュエリーは価格が2万~5万円程度で、来年春から販売をスタートさせる。いずれもユニセックスで着用できるシンプルなデザイン。ボックスはフック付きで、ジュエリーをディスプレーできるようになっている。キャンペーンビジュアルにモデルとしても登場している藤井に話を聞いた。
WWD:ジュエリーブランドを立ち上げたきっかけは?
藤井萩花(以下、藤井):ジュエリーを作りたかったわけではなく、ゼロからモノ作りをしたいと思った。毎日身に着けるものは何かと考えたら、ジュエリーだった。私は、ピアスやリングなど外さず、ずっと着けているタイプ。“自分らしさ”からインスピレーションを受けてシンプルで、毎日着けられるジュエリーをデザインした。キャンペーンビジュアルの撮影も、ありのままの自分を表現したつもりだ。
WWD:最初のコレクションのテーマは?
藤井:自分や今までの経験、思ったことを見つめ、商品につなげたいと思った。ジュエリーを通して何かを感じてもらいたい。
WWD:「ロールモデル」というブランド名にした理由は?
藤井:“ロールモデル”とはその人の役割だったり意味を表すもので、映画やビデオのあこがれの登場人物や影響を受けた人やキャラクターだったりする。私自身、そういう存在になりたいという思いもあるからだ。
WWD:ターゲットは?
藤井:20~50代の幅広い女性や男性にも着けてもらいたい。
WWD:どのようにデザインしたか?
藤井:“アイビー”ピアスとリングは、どこにでもある“しがらみ”や“しばり”を立体的に表現している。環境が変わって複雑な気持ちになったりするような、自分が感じたことを表現したつもりだ。単に、かわいく、かっこよくという理由でデザインしたわけではなく、ジュエリーを通して何かを感じ取ってもらいたいという気持ちを込めている。
WWD:“スポットライト”というリングに込めた思いは?
藤井:細くてシンプルなリングで毎日着けられるデザイン。私は、ステージでのパフォーマンスなど特別な経験をさせてもらった。でも他の世界も同じで、人それぞれに役割があって、日々輝いてほしいという思いを込めた。それぞれのステージでやりたい事をやるといった自分の意思も表している。
WWD:“ドギー”チェーンは?
藤井:犬のチェーンがモチーフで、それぞれの感性に合わせて着けられる。女性に強く生きてほしいと思うし、自分もそうありたい。自分が主導権を握って行動する、そんな強い女性像を思い描いた。
WWD:今後どのようにブランドを発展させたい?
藤井:毎回テーマを設けて、ジュエリーにこだわらず、ジャンルを問わず表現できたらと思う。周囲に支えられ、クリエイションを楽しみながら、手に取る人に感じてもらえるモノ作りをしていきたいと思う。