2019-20年秋冬シーズンは、ストリートブームが終焉を迎えたと言われ、代わりにレディーライクなアイテムが浮上し、クラシックブームが到来しました。そこで、この冬に欠かせない8つのトレンドアイテムをコーディネートも踏まえながら総括します。
スタイリングのアイコン的存在になりそうなのがボウタイブラウス。ボウ(リボン)を首元に飾ったブラウスのことです。クラシックな淑女ムードを漂わせるのが一般的なボウタイブラウスの着こなしですが、それだとややありきたり。レディーな雰囲気に寄せすぎない着こなしが重要です。
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クラシックでレディーライクな装い、このトレンドにマッチするボトムスといえば、ロングスカート。秋冬コーディネートの軸にと、海外有力ブランドの多くが発表済み。ロングスカートはロマンティックでガーリーなイメージもありますが、今季は大人っぽくシックに着こなすのが新しい作法。
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ベージュやブラウンなど“カフェオレ”系の色は、ここ数シーズン人気が続いています。クリーンで穏やかな雰囲気を醸し出せるのが人気の理由。さまざまなシーンに着て行きやすいことに加え、エフォートレスやミリタリーといったテイストとも好相性。この冬は程よく主張を強めていくのがトレンドです。
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2019-20年秋冬向け展示会では、あちこちでアニマル柄が提案されていました。3大モチーフはレオパード(ヒョウ)、パイソン、ゼブラという“攻め柄”トリオ。服だけではなく、バッグや靴にも登場しています。アニマル柄はそれ自体に存在感があるので、たった1点取り入れるだけで、装いに弾みがつきます。
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ロンドン・ファッション・ウイーク(19年9月開催)のショー会場に現れたファッショニスタたち。毎シーズンのトレンドを先取りして会場に現れる彼女たちの装いは、そのまま“的中率高めのファッション流行予報”。特に目を引いた小物が、髪飾りの“カチューシャ”です。
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久しぶりにロングブーツが冬シューズの主役に返り咲きそうです。ブームが続いたスニーカーから、ロングブーツに履き替えるだけで、スタイリッシュなムードに様変わり。レディーライク、“強い女”風、ロック系など、思い通りの着こなしが割と簡単に決まるから、わがままアレンジの試し甲斐があります。
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♦︎ストリートムードの強いアイテムもエレガントに着こなすことが重要
真冬に欠かせないのが、軽くて暖かいダウンや中綿入りのアウターです。近頃はボリュームたっぷりのパフィタイプや、カラフルな色・柄など、デザインも豊富に。従来の防寒・カジュアルイメージを裏切る新顔が登場。コーディネートの選択肢も広がってきました。
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沈んだ色になりがちな冬ルックに、ネオンカラーが軽やかさを注入します。独特なトーンを生かしやすいのがハイネックトップス。顔周りを明るく華やかにしてくれます。高発色が装いに意外感もプラス。いつもの普段着に1点投入するだけで、冬のコーディネートがホットに。スポーティーさも加わります。
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ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い