パリ発のヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」は、ハイトーンカラーやブリーチの悩みにまで応えるカラーケアシリーズ「ブロンドアブソリュ」(全5品、3200~5000円)を2月19日に発売する。
「ブロンドアブソリュ」はシャンプー「バン ルミエール」、トリートメント「ソワン シカフラッシュ」、紫色素入りシャンプー「バン ブロンドアブソリュ」と紫色素入りトリートメント「マスク ブロンドアブソリュ」、洗い流さないトリートメント「セラム シカプラズム」の5品。紫色素入りアイテムはハイトーンカラーの褪色や黄ばみを防ぐために週2~3回の使用を推奨する。ほかにも紫色素入りのマスクは毛先のみの使ったり、色素が入っていないものは暖色系カラーに使うなど担当美容師に相談しながら、デザインや悩みに応じて組み合わせることが可能だ。
近年カラー客の3人に1人がハイトーンカラーをしている(2015年ロレアル調べ)といわれるほど流行し、ブリーチで脱色した後にカラーを重ねるダブルカラーや、ブリーチで部分的に脱色するバレイヤージュやポイントカラー、ハイライトといったデザインが人気を集めている。
その一方でハイトーンカラーが褪色したときに起きる黄ばみや色の変化、ブリーチによるダメージなど懸念される点も多い。そのため色を補正するために登場した色素を含むシャンプーやトリートメントへのニーズは高まりを見せ、色素を補う商品の売り上げは他のカテゴリーと比べても伸長している。
同ブランドは、ハイトーンカラーの女性が求める「ハイトーンヘアに特化したケアで色持ちと補修の両方をかなえたい」「多様化するハイトーンスタイルに合わせた幅広いケア提案が欲しい」という声に応えて「ブロンドアブソリュ」を開発した。
鈴木遊・日本ロレアル プロフェッショナル プロダクツ事業本部 ケラスターゼ・アレクサンドル ドゥ パリ本部 ジュニアプロダクト マネージャーは、「欧米やアジアでは19年2月に発売し、1日に約1万本以上を売り上げるヒットアイテムになっている。『ケラスターゼ』の100以上あるアイテムの中で同シリーズの『バン ブロンドアブソリュ』『ソワン シカフラッシュ』『マスク ブロンドアブソリュ』の3品はすでにトップ10に入る人気だ。海外ではブロンドにするためにブリーチをしてハイトーンカラーにする人が多く、ケアにも熱心だ。日本でも近年ハイトーンカラーデザインが多様化し、ニーズが見込める」と言う。
【エディターズ・チェック】
ナプラ「エヌドット カラーシャンプー」やデミコスメティクス「トレニージョ」などサロン専売品の中でもすでに人気を集めている色素入りのシャンプー・トリートメントはいくつもあります。そのような中では「ケラスターゼ」のブロンドアブソリュ」は後発とも言えますが、特徴は同じシリーズで色素入りとなしをそろえている点。色素入りシャンプーやトリートメントは毎日使っていいものなのか、どのような組み合わせで使うのがベストなのか美容師に相談しながら、自分のヘアカラーデザインに必要なアイテムを組み合わせてもらえるので、褪色やダメージをケアしながらヘアカラーを楽しむことができます。欧米やアジアに続き、同シリーズが日本でも成功するのか注目です。