ピオンビーニ新CEOは、2017年4月からバルマン(BALMAIN)のCEOを務めており、今月初めに同職を退いた。ピオンビーニ新CEOはバルマンで、クリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)と共に店舗ネットワークを拡大し、「プーマ(PUMA)」や化粧品大手のロレアル(L’OREAL)とのコラボレーションを通じて、主にアクセサリー商品のラインナップを拡充した。
バルマンのCEOに就任する以前はヴァレンティノ(VALENTINO)でコマーシャル・ディレクターとして10年以上勤務し、ほかにもバリー(BALLY)、ブルガリ(BULGARI)、グッチ(GUCCI)などのラグジュアリーブランドで経験を積んできた。
なお、バルマンの新CEOにはザディグ エ ヴォルテール(ZADIG & VOLTAIRE)のジャン・ジャック・ゲヴェル(Jean-Jacques Guevel)CEOが2月に就任予定だ。ゲヴェル新CEOは、2017年にザディグ エ ヴォルテールのジェネラルマネジャーに就任し、同ブランドの世界展開を加速化し、特にアメリカと中国でのビジネスの拡充を図った。
HECビジネススクールおよびパリ政治学院を卒業したゲヴェル新CEOは、ザディグ エ ヴォルテールのジェネラルマネジャー就任以前はセリーヌ(CELINE)のインターナショナル・ディレクターを8年間務めた。また、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のファッション部門やエス・テー・デュポン(S.T. DUPONT)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)での職務も歴任してきた。ザディグ エ ヴォルテールは、同社のCEOの後任についてはまだ明らかにしていない。