ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)の2020年春夏は、タイダイ染めをぼかしたようなプリントシャツや、アウターとしても使える薄手のワンピース、同素材や柄のセットアップ、淡いトーンのワークアイテムなどを打ち出す。
特に19年の夏は、「シーズンレスで着られる透けるアイテムの提案が薄く、店舗からもリクエストがあった」と小沼悠子ファッションディレクター。それを踏まえて今季は、5月からの実需のタイミングを狙い、透け感がポイントのアイテムを強化する。さらにワークアイテムは、「ラングラー(WRANGLER)」とのコラボや、「フィーニー(PHEENY)」と「ディッキーズ(DICKIES)」とのトリプルコラボで、きれいめに着られるジャケット&パンツなどを並べる。
カラーはホワイトをベースに、アイシーなグリーンやイエロー、ブルーなどを提案。“ミネラル感”をキーワードにしたクリーンな色味と、前述した透ける素材との相乗効果で、見た目から“ひんやり”と感じるアイテムやスタイリングにこだわった。
村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母