ファッション

“走る眼鏡店”をビジョナリーホールディングスが導入 数年で100両増強も

 眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスは、眼の検査、眼鏡の調整・加工、アイケアリラクゼーションといったアイケアサービスや聴力測定を含む補聴器販売を機動的に提供する新たな取り組みとして、 車両型移動式店舗を2020年1月から導入し、全国を対象に順次サービスを展開する。

 車内には視力測定ルーム2室のほか、レンズ加工機、リラクゼーションルーム、補聴器相談コーナーなどを設け、車いす昇降用電動リフトも備えている。

 想定している活動は、一般企業や工場の従業員向けの集団視力測定、未出店地域におけるポップアップストアとしての短期間出店、大型商業施設の駐車場などを利用した催事開催、また買い物が困難な山村などの過疎地、高齢化が進むニュータウン、離島などへのサービスの提供、自然災害時の被災地支援など多岐にわたる。

 星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は「眼や眼鏡にお困りの多くの方に、場所や時間を選ばず迅速に対応できる体制を構築することが目的だ。まず1両を導入し、2~3カ月の活動後、利便性や収益性を検証して拡大計画を検討したい。1店舗をオープンする費用の約半分で導入できるので、この数年で100両になってもおかしくない。さまざまな可能性があるプロジェクトだ」と話した。
同社は23年4月期までの中期経営計画の一環として、4カ年で総額60億円を投資する。

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