ファッション

業界に愛される弁護士界の異端児 目指すは「日本をファッションローのハブに」【ネクストリーダー2020】

有料会員限定記事

 「WWDジャパン」は、ファッション界の次世代を担う人に光を当てた企画「ネクストリーダー」を実施している。今回で3回目を迎えた同企画の対象者は、ファッションビジネスに関わるあらゆる分野の若きリーダーたち。情熱と才能を持ち、強い信念で前へ進むネクストリーダー10組を紹介する。

 「弁護士」というと、“専門性が高く、とっつきにくい存在”だと感じる人も少なくない。その既成概念を打ち崩すのが、三村小松法律事務所の小松隼也・弁護士だ。彼はファッションローに明るい弁護士としてだけでなく、“リーガルディレクター”の顔も持ち、ファッション領域でのビジネスを法的観点からサポート。デザイナーズブランドを中心に、海外進出やM&A、協業の際の契約などさまざまなアドバイスを行っており、ブランドからの信望も厚い。法の力でファッションビジネスの可能性を広げてきた“弁護士界の異端児”はどのようにして今に至り、そして今後何を目指すのか。小松弁護士の過去、現在、そして未来を探る。

WWD:リーガルディレクターとは、どういった存在なのか?

小松隼也・三村小松法律事務所 弁護士兼リーガルディレクター(以下、小松):一言で言うと、ビジネスにおける戦略をクライアントと共に考えるパートナーだ。以前とある人に“アートディレクターの法律版”と言われたこともある。例えばショールームはどこと組むのがいいのかや、海外ブランドと協業する際の契約形態などを、法的な観点や事例をもとに一緒に考えている。

この続きを読むには…
残り2740⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。