「WWDジャパン」は、ファッション界の次世代を担う人に光を当てた企画「ネクストリーダー」を実施している。今回で3回目を迎えた同企画の対象者は、ファッションビジネスに関わるあらゆる分野の若きリーダーたち。情熱と才能を持ち、強い信念で前へ進むネクストリーダー10組を紹介する。
エキゾチックなムードをまとうモデルの美佳は、2001年フランス・パリ生まれの18歳。フランス人の父と日本人の母の間に生まれ、日本、フランス、ロシア、インドで育って、仏英日の3か国語を話すトリリンガルだ。7月にモデル活動を本格スタートさせ、わずか2カ月後にミラノ・ファッション・ウイークの「プラダ(PRADA)」のショーでランウエイデビューした。さらにパリでは「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「ロエベ(LOEWE)」「サカイ(SACAI)」「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」など有力ブランドのショーに次々と抜てきされた。18歳の初々しい素顔に迫る。
WWD:7月にモデル事務所に所属し、2カ月後にはランウエイデビューを果たした。2019年を振り返ると?
美佳:自分でも信じられないことばかりで、新しい経験の多い年だった。それまでは、南インドのポンディシェリ(かつてはフランス領で今なおフランス文化が残る)にある学校に通っていたので、卒業後に日本に拠点を移して周囲の環境がガラッと変わった中で、数週間前はパリにいたり、昨年末はオーストラリアにいたり。モデルを始める前の自分に「予測できない未来が待っているよ」って言いたい。
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