私の個人的な取り組みはまだまだ足りないと思っていますが、食品用ラップから保存容器や保存袋などに切り替えるよう意識しています。蜜ろうでできていて繰り返し使える「ハニーラップ」も取り入れていて、ミツバチとの縁を感じます。
そのほか、不要になった衣類は寄付しています。20代の頃、知り合いのフィリピン人の方が国にいる家族に洋服を送っていると聞いて、私も不要になった服を捨てずに寄付するようになりました。
また、普段着として着物を着ています。もともとは祖母の着物を譲り受けたことがきっかけ。九州なので大島紬が多いため普段着としてしか着られないのですが、週末のオシャレを着物にする機会が増えると洋服は仕事用のみしか買わなくなり、不用意な買い物が減りました。売るときも買うときもリサイクルショップなどを活用していますが、着物は使い捨てではなく、次の世代に受け継ぐことができる点が魅力的。大切に着て次の方にも着ていただける、日本ならではのサステナブルアクションだと感じています。
ゲランは2007年から、サステナブルの取り組みへのコミットメント「イン ザ ネーム オブ ビューティ - 美の名において」をメゾンのビジネス戦略の要と位置づけていて、主に4つの取り組み“生物多様性の保全”“エコデザイン””気候変動の対策 ”“社会的責任”において活動をしています。その中でも、生物多様性の保全であるミツバチの保護は活動の大きな軸となっています。
【私のサステナビリティ】
ファッション業界にとって加速して取り組まなければいけない課題の“サステナビリティ”。企業として大きく舵を切ることはもちろん、個々の意識も重要です。そこで個人的に行なっているサステナビリティについて聞きました。