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2020年上陸の米スキンケアブランド「ロダン+フィールズ」 第1弾製品は日本人のために開発した悩み別3ライン

 来春日本上陸を果たす米スキンケアブランド「ロダン+フィールズ(RODAN+FIELDS)」は、日本市場のために開発した第1弾製品を披露した。同ブランドは「プロアクティブ(PROACTIV)」の創業者でもあり、皮膚科医のケイティ・ロダン(Katie Rodan)医師とキャシー・フィールズ(Kathy Fields)医師の2人が2000年に立ち上げたブランドで、現在は北米、カナダ、オーストラリアで展開している。

 日本市場デビュー製品は5年の歳月をかけて、日本人特有の肌悩みやスキンケア習慣を徹底的にリサーチして開発。ハリと艶に満ちた肌に導く「ディファイン」、肌のトーンを均一に整える「ブライトーン」、揺らぎ肌にアプローチする「スーズ」の3ラインで、それぞれ洗顔、ローション、エッセンス、朝用UV乳液、夜用クリームをそろえる。

 フィールズ医師は「われわれ皮膚科医としての見解は、肌のエイジングは20%が遺伝子、80%が環境や生活習慣によるものだと考えている。最近は北米でも若い女性がレーザーやフィラーといった美容医療の施術を受ける人が増えているが、たとえ月に1回皮膚科に行ったとしても、日々の手入れがままならないと全く意味がない。また、今はたくさんのブランドと製品が市場を埋め尽くし、製品の使い過ぎや間違った使い方で肌を傷めつけている人も多い。一番重要な自宅ケアも、皮膚科医が監修するプロ目線の製品だったら安心するだろう。ラインにしたのも、製品の組み合わせ、使う順番も分かりやすくするため」と説明した。

 ロダン医師は「日本市場は競争が激しく、日本人が求める質は世界トップクラスだということもよく理解している。日本人は敏感肌で悩んでいる人も多く、外資系のブランドに抵抗を感じる人も多いと聞いた。だからこそ日本人研究員やスキンケアエキスパートと協業し、臨床試験も日本人女性で行い、マーケットのこと、そして日本人の肌のことを5年かけてリサーチした。例えば日本人は欧米人に比べて角層が薄く、スクラブを毎日使うと肌には強すぎることがある。だから洗浄アイテムは洗顔フォームを選んだし、化粧水を使う習慣もあるから、(アメリカにはない)ローションを全てのラインに導入した。欧米人はエイジングサインがシワとして現れるのに対し、コラーゲンを多く含み顔の骨格も異なるアジア人はそれがシミとして現れやすい。日本人のためにトーンを均一にするラインを作った。容器も、欧米と比べて狭いだろう日本の洗面所に入るようにスリムにしたし、キャップの閉まる音など、細部にまでこだわり抜いた」と自信を見せた。

 なお、欧米ではコンサルタントが顧客に直接販売するダイレクトセリングとオンラインサイトで製品を販売しているが、日本でのローンチプラン全体に関しては最終調整中だ。

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