PICK UP

【2ページ目】ANNA SUI COSMETICS(アナスイコスメティックス)

■ANNA SUI COSMETICS（アナスイコスメティックス）のはじまり・歴史

「アナスイコスメティックス」は、ファッションブランド「アナスイ」のビューティラインとして1997年に発表し、翌98年に発売している。
ミシガン州デトロイトに生まれたファッションデザイナーのアナ・スイが1980年にファッションブランド「アナスイ」を発表。ニューヨークコレクションにてデビュー後、ニューヨークのソーホーに旗艦店をオープン。97年にはアジアエリア初となる旗艦店を東京・表参道にオープンし、全国の百貨店や専門店でも展開する。
そんな「アナスイ」のビューティラインである「アナスイコスメティックス」は、化粧品メーカーのアルビオンと98年に化粧品ライセンスを締結。メイクをはじめ、ビューティツール、ヘア＆ボディー、スキンケア、フレグランスなど幅広いアイテムを展開している。
（ファッションブランド「アナスイ」は96年に三越伊勢丹ホ―ルディングスとライセンス契約を結んでいたが2020年に婦人衣料および雑貨のブランドライセンス事業、輸入販売、卸事業から撤退、現在はサブライセンシーが個々に契約を結んでいる）

日本上陸後は、ブランドカラーの黒と紫や蝶・バラなどのモチーフをデザインした独特な世界観が人々を魅了し、すぐに人気に火がついた。カラーメイクやネイルが売れ筋で、ブランド誕生時から自由気ままにメイクを存分に楽しめるさまざまなコレクションを展開。

16年には初のブランドリニューアルを実施。黒や紫がベースのロックな世界観を一新し、「ミステリアスフェアリーテール」をテーマにアンティーク調のゴールド、森の木々や花々を新たなキーカラーやデザインに採用した。

18年にはブランド誕生20周年を記念し、世界初でありアナ・スイ初の巡回展を実施。これまで発表したファッションとコスメを集めた展示「THE WORLD OF ANNA SUI」を東京・六本木で1カ月間開催し、1万人以上の来場があった。

20年には、16年ぶりとなるスキンケアが復活。2000年に発売した当時のボトルや中身を再現した化粧水やクレンジング、洗顔料などを日本に加え、海外流通でも販売した。

「アナスイコスメティックス」は、デビュー時から“COSMETICS with THE MAGIC WORDS”をコンセプトに、「ファッションやアクセサリーを付け替えるように、メイクも気分に合わせて楽しもう！」という考えのもと開発。ファッションと同様にコスメもアナ・スイが影響を受けたロックミュージックやポップカルチャーにフェミニンさやロマンティックをプラスしたアイテムがそろい、従来のメイクにはなかったストリートコスメティックスというメイクを確立した。現在はアバンギャルドやデコラティブ、アンティーク、ノスタルジック、リッチの要素を取り入れた個性的で鮮やかなカラーや、オリジナリティーあふれる上質なテクスチャーを取り入れたアイテムを展開する。

■代表アイテム

ネイルカラー：
ブランド誕生時から人気のアイテム。現在は、アナ・スイのファーストフレグランスから着想した装飾的で美しい香水瓶のようなデザイン。速乾性の高いベースを採用し、上質な艶のある仕上がりがかなう。

ハンドミラー：
1998年の登場からロングセラーを誇るハンドミラー。デザイナーであるアナ・スイのショールームにある鏡をモチーフに作製したデコラティブなデザインが特徴だ。持ち歩きやすいコンパクトサイズな点も支持されている。

ルースフェイスパウダー：
98年のデビュー時からリニューアルを重ねているロングセラーアイテム。アンティークの家具や小物を彷彿とさせるデザインで、アナ・スイのアイデンティティーを表現している。3種のパウダーを絶妙なバランスで配合したことで、キメや毛穴を感じさせない“ドール肌”に仕上がる。持ち運びに便利なコンパクトサイズの“ルースフェイスパウダー（ミニ）”も23年に登場している。※黒のコンパクトケースは在庫がなくなり次第終了。