【3ページ目】HYKE(ハイク)
■HYKE(ハイク)のはじまり
吉原秀明と大出由紀子の2人で立ち上げた「グリーン(GREEN)」が1998年にスタート。(「ハイク (HYKE)」の前身ブランド)。2005-06年秋冬からショー形式でコレクションを発表し、テーラードジャケットやデニム、モッズコートなど、スタンダードアイテムの中に独自の感性を織り込んだデザインで数々のヒットを生み出してきた。大出の妊娠を機に09年春夏で休止。約3年の休止期間を経た13年に「ハイク」をスタート。ブランドコンセプトはヘリテイジ アンド エボリューション(HERITAGE AND EVOLUTION)。ブランド名は家族のファーストネームのイニシャルを並べたもの。ウィメンズ中心のブランドだが、1割ほどはジェンダーレスアイテムを展開。毎シーズン発表するコレクションはテーマを設けず、服飾史や古着などから着想し、独自の感性を加えて再構築しデザインする。コレクションのほか、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」など国内外の数々のブランドと協業し、今もなお話題を集めている。
■ HYKE(ハイク)の歴史
1997年、東京・代官山にビンテージショップ「ボウルズ」をオープン。98年、ボウルズ社(BOWLES)を設立。同年、ブランド「グリーン」を立ち上げる。99年、ビンテージショップをクローズし、デザイナーとしての活動を本格化。シンプルかつ機能的な服作りを目指す。2005-06年秋冬からショー形式で発表を開始。09年春夏をもってブランドを一時休止する。
13年、ブランド名を「ハイク」にあらため活動を再開。コンセプトは「服飾の歴史、遺産を自らの感性で独自に進化させる」という意味を持った「HERITAGE AND EVOLUTION」。14年、英国ブランド「マッキントッシュ」とのコラボレーションラインを発表(14-15年秋冬〜16-17年秋冬)。15年、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とのコラボレーションラインを発表(15年春夏〜16-17年秋冬)。
16年7月、オフィスを中目黒に移転。17年、17-18年秋冬で、「グリーン」以降約8年振りとなるフロアショーを開催。竹ヶ原敏之介が手掛けるシューズブランド「トシノスケタケガハラ ビューティフルシューズ(TOSHINOSUKE TAKEGAHARA BEAUTIFUL SHOES)」とのコラボレーションラインをスタート(17年春夏〜)。バッグブランド「チャコリ(CHACOLI)」とのコラボレーションラインをスタート(17-18年秋冬〜)。10月、「ザ・ノース・フェイス」とのコラボレーションラインを発表(18年春夏〜19-20年秋冬)。ブランド初の制服デザインとして、羽田空港の有料ラウンジのユニホームをデザイン。11月、第35回毎日ファッション大賞・大賞を受賞。18年1月、「ハイク」のプレゼンテーションのための曲を制作する音楽ユニットUYKから、ブランドの映像作品やインスタレーションに使用する楽曲を収録したアルバム「#1」を発売。19-20年秋冬、アメリカのアイウエアブランド「ジュリアス・タート・オプティカル(JULIUS TART OPTICAL)」とのコラボレーションラインを発表。
20年、「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションラインを発表(20年春夏〜20-21年秋冬)。21年2月25日、公式オンラインストアをオープン。3月、ライフスタイルコスメブランド「THREE(スリー)」との協業により、100%天然精油のルームフレグランスを発売。「モンクレール(MONLCER)」による多様なコラボレーションを核としたプロジェクト「モンクレール ジーニアス」に参加し、“4 モンクレール ハイク(4 MONCLER HYKE)“を発表(21-22年秋冬〜22-23年秋冬)。吉田カバンのバッグブランド「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションラインを発表(22年春夏〜23年春夏)。22-23年秋冬、フランスのシューズメーカー「マルボー(MARBOT)」とコラボ。米アウトドア・フットウエアブランド「キーン(KEEN)」とのコラボレーションラインをスタート(23年春夏〜)。
■HYKE(ハイク)の主なデザイナー
吉原秀明(よしはら・ひであき)
1969年11月22日生まれ、東京都出身。日本メンズアパレルアカデミーを卒業。98年8月にボウルズ社を設立し、「グリーン」をスタート。現在は「ハイク」デザイナー。
大出由紀子(おおで・ゆきこ)
1969年12月9日生まれ、群馬県桐生市出身。バンタンデザイン研究所を卒業。吉原とともにボウルズ社を設立し、「グリーン」を手掛ける。ブランド休止中に2児を出産。現在は「ハイク」デザイナー。
■HYKE(ハイク)の成長の要となった代表アイテム
吉原と大出のデザイナー2人がビンテージショップ「ボウルズ」を運営していた時から、嗜好するワークやミリタリー、アウトドアウエアをインスピレーションソースとするデザインを得意とする。ブランドを代表するアイテムは、ワークウエアにインスピレーションを得たジーンズやデニムジャケット、ミリタリーウエアにインスピレーションを得たトレンチコートやフライトジャケット、モッズコート、カーゴパンツ、アンダーウエア。アウトドアウエアにインスピレーションを得たシェルパーカやコートなどは、適時にアップデートし展開を継続している。
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