「WWDJAPAN」4月14日号は、アニメコラボを特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京都心を歩いていても感じられます。注目の作品を伝えるデジタルサイネージ、 イベントのポスター、バッグに“推し”のチャームをぶらさげた若者。街の至るところでアニメの存在を感じます。今これを読んでいる人の中にも、アニメ好きは多いはずです。
この盛り上がりをファッション業界は見逃しません。本特集には、アダストリアやビームス、ZOZOといったアニメコラボに積極的なファッション企業、コラボ相手となるアニメ制作会社からは東映アニメーションとマッパに登場してもらいました。それぞれの視点から、コラボ成功の秘訣を語ってもらいます。さらに、ファッション誌「ファッジ(FUDGE)」と「ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)」、松屋銀座本店、東急にもインタビューを敢行。「アニメはファッション業界全体にどのような影響を与えているのか?」を多業態のコラボをもとに紐解きます。ファンの熱量にも負けない、仕掛け人たちの熱い思いが伝わってくるはずです。
OTBトップのレンツォ・ロッソ
デザイナー人事について何を語る?
今週は、豪華なインタビュー記事も見所です。これまで400以上の店舗に関わってきたアーティスティック・ディレクターのラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)には、ECやDXの時代になっても変わらない“小売愛”を語ってもらいました。さらに、「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」などを擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長には、頻発するデザイナー人事の背景を直撃。「ジル サンダー(JIL SANDER)」のメイヤー夫妻の退任など、話題をさらったニュースの裏側に迫ります。
<COVER CREDIT>
PHOTO : SAKI OMI(io)
HAIR&MAKE : AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)
STYLING : MASASHI SHO
MODEL : YOSUKE SUGINO
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA