「WWDJAPAN」10月28日号は、ファッションPR特集です。昨今のPRは、SNSの普及やセレブリティーを起用した情報発信など多様化しています。さらに、コロナ禍以降増え続けるフリーランスPRとその連携も増えており、ファッションPRを取り巻く環境が大きく変化しています。
その変化の象徴として、東京のファッション・ウイークで最近活躍しているPR連合が表紙に登場。PR同士の連携はショー会場にとどまらず、小規模なショールームやフリーランスPRがタッグを組み、大きなプロジェクトに臨む機会も増えています。特集では、激増するフリーランスPRの特徴がひと目で分かる、23人分の名鑑を掲載。さまざまなキャリアと得意技を有する、個性豊かなフリーランスPRは必見です。
磐石の老舗PR会社と台頭するPR集団
また、PR方法の多様化に合わせ、幅広いネットワークを生かしたプロダクション的な役割も担う次世代型PRも活躍しています。クリエイティブ企業テン(TEN10)と、サカスPR(SAKAS PR)に、最近のPR事情について聞きました。さらに、大手のアタッシェ・ドゥ・プレスも時代に合わせて組織力で進化しています。老舗のワグとステディ スタディの代表者に、組織だからこその強みと今後の展望を聞きました。
ほかにも、2025年春夏コレクションでの躍進が目立ったケリング傘下6ブランドのクリエイション分析や、巻末の「ファッション&ビューティ パトロール」ではファッション業界の“釣りバカ”30人に人生最高の釣りの思い出を聞きました。天国のハマちゃんにも届け!
(COVER CREDIT)
PHOTO:KO TSUCHIYA
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE (GWISUB JUNG)
人生100年時代のカギはインナービューティ
内面美を磨き健康寿命を延ばす
ビューティ付録は「ウェルビーイング」特集です。ここ数年で“ウェルビーイング”という言葉を聞く機会が多くなりました。これは「従業員の働きがいや満足度を重視する企業は、売り上げや利益が安定しやすい」と投資家が企業価値の評価手法として重視していることが背景にあるようです。ビューティ業界でも昨年後半から同様にウェルビーイングをうたう企業が増えてきました。ビューティ企業のウェルビーイングは、従業員の満足度を上げることはもちろんですが、平均寿命と健康寿命の10年差を埋めるべく、美だけでなく健康面をケアする働きが目立ちます。そこで今回の特集ではサプリメントや美容ドリンク、食品に取り組むビューティ企業を紹介しています。後半では、サプリに関する海外の最新トピックスや、米国で話題となっている“減量薬”オゼンピックの社会現象をまとめています。
定例連載では、「ヴィセ」と「メイベリン ニューヨーク」の7~9月の商況を伝えるマーケットレポートや、ビューティ企業の研究者にクローズアップしたビューティリサーチャーズを掲載。今回はビタミンAを配合したスキンケア「エンビロン」を開発したデス・フェルナンデス氏を紹介しています。
(WWDBEAUTY COVER CREDIT)
ILLUSTRATION:HITOMI MASAKI(VISION TRACK)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE (GWISUB JUNG)