ラン・ジム・ヨガ 十人十色のスタイルサンプル
2020/02/28
夏に東京オリンピック・パラリンピックを控え、なんとなく「体を動かしたいな」と思っている女性も多いはず。そこで、比較的始めやすいランニング、ヨガ、ジムトレーニングの3種類のスポーツにフォーカス。タレントからモデル、OL、販売員、インストラクターまで、心身共に健やかな生活を送る10人の女性にそれぞれのマイスタイルについて語ってもらった。
Run
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Profile
1990年、大阪生まれ。「ニコラ」モデルとしてデビュー後、音楽やスポーツなど多彩な趣味を生かし、テレビからラジオ、雑誌、ポッドキャストまで幅広いメディアで活躍中。また、ガールズランコミュニティー「GOGIRL」を主宰する。フルマラソンの自己ベストは3時間50分50秒
人生を楽しむことが一番の目的
ランニングはその一つの手段
ランニングはその一つの手段
「仕事でうまくいかなかったりモヤモヤした日には、10kmの“反省ラン”をしています。がんばったという事実が、プラスになって返ってくるので」。自分をフラットな状態に戻すツールとしてランニングを取り入れている三原さん。「タレントの仕事は数字で結果が出るわけではないので、どこか満足できない状態が続いていました。でもランニングは分かりやすく結果が出て、その結果は積み重ねてきた練習の成果。自分を素直に褒めてあげられるし、自信につながったんです」。『走っていてツラいと感じることは?』という問いにも笑顔で答える。「いつもとコースを変える、友達と走る、行きたい場所をゴールにする、音楽を聴く。あるいは、“キツくない”ペースで走ることも一つの方法。気持ちよかったという体験が次につながるはずです」。
(左)GPSも搭載する「スント」のランニングウオッチ。(右)2018年発売の「ナイキ」の“ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット”
どんなスポーツも楽しめるように
ランニングでベースをつくる
ランニングでベースをつくる
運動習慣をつけるためには、時に“適度に力を抜く”ことも必要だが、松本さんはまさにそれを実践している女性だ。「ランニングは週に1度、歩いたり走ったりを4~5kmぐらい。ラジオを聴きながら、朝の公園をぐるりと回ります」。決まったコースを走るのもこだわりの一つ。「知らない道を探索する楽しみ方もありますが、私は何も考えずに走るのが好きなんです。走っている場所で残りの距離やペースが分かるので、ツラく感じないんですよね」。当然タイムも気にしない。「正直、ランニングは大好きなスポーツではないんです。でも、これから何かスポーツを始めたいと思ったときに、いつでも動けるカラダでありたいんです。より長く遊ぶには体力が必要なんで(笑)。ランニングをベースに、いろいろなスポーツを楽しめたらいいなと思っています」。
(左)気分によって使いわけるというマイボトル。(右)“ロキシーガール”らしく、小物を入れるためのポーチは「ロキシー」のもの
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Profile
1990年、東京生まれ。学生時代から読者モデルとして活躍。広告代理店でスポーツブランドのPRなどを担当し、現在はOLのかたわらモデル活動も継続。ランニングのほか、夏はウェイクサーフィン、冬はスノーボードと1年中アクティブに過ごしている
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Profile
1990年、山形生まれ。中学時代に100mで山形県2位となってジュニアオリンピックに出場し、高校3年生のときには国体の100mで5位入賞。その後、青山学院大学へ進学し、4年生のときに全日本インカレで日本一となる。その知識と経験を生かして社会に貢献すると決心し、現職に
身体を継続的に動かすことの
大切さを伝えていきたい
大切さを伝えていきたい
青山学院大学在学中に陸上競技部で“日本一”を獲得した経験も持つ小川さん。「体を動かすことの魅力を伝えたい」と、アスリートモデルをしながら子どもたちに“かけっこ”を教え、ヘルスケア誌ではライターとして働いている。またスポーツの楽しさを発信するリポーターとして、オリンピックの全種目の体験取材にも挑戦しているが、もちろん自身のルーツである陸上競技は継続中。「毎朝坂道をダッシュしているんですが、走る前に『どのくらい走れそう?』と、自分の体に状態を確認します。私にとって走ることは『自分との対話』なんです」。継続する秘訣を尋ねると、「起きたらまずは外に出る。それで気分が乗ったら走ればいいし、乗らなかったら帰ればいい。それくらいの感覚で、時間を決めないで動くというのは継続するポイントだと思います」。
(左)「100m女子日本一のスピード感をSNSで伝えたい」と購入したスマホ用スタビライザー。(右)一目惚れしたという「ディオール」のヘアバンド
ランニングがきっかけで
仕事も交友関係も発展
仕事も交友関係も発展
「ウユニ塩湖が最初のロケ地だったんですが、ランニングをやっていたから決定したんです」と話すのは、世界中を旅してリポートする大杉さん。ランンニングを始めて今年で7年目を迎え、現在は週3で平均5kmを走る。2013年には100kmを走る「ウルトラマラソン」に初挑戦したが、「たいした練習もせずに参加して、見事撃沈。とにかく自分が恥ずかしかった」と振り返る。「それで、30歳を前に立てた目標が“100km完走”。それを発言していたら周りの人たちが応援してくれて、友達も仕事も輪が広がったんです。1年間練習してリベンジし、13時間40分で完走しました。自分への挑戦もそうですが、マラソンをきっかけに新しい人と出会ったりすることがすごく多いです。だから、最近はトレイルランニングも気になってます(笑)」と、ランに打ち込むことの魅力を語ってくれた。
(左)1人ランの様子を写真に収められるようにと購入した三脚。(右)軽量かつテンプルに滑り止めがついた「アイヴォル」のサングラス
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Profile
1989年、神奈川生まれ。趣味・特技がランニングで、国内外のフルマラソンに多数参加。2019年には「沖縄100Kウルトラマラソン」を完走した。スイス発スポーツブランド「オン」のアンバサダーを務め、15年から「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS系列)のミステリーハンターとして世界中を飛び回る
Gym
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Profile
1988年、東京生まれ。ライフスタイルモデルとして多くのメディアで活躍。「ベストボディージャパン2015 東京大会」でグランプリを受賞。その活躍から「アンダーアーマー」とアドバイザリー契約を結ぶ。今年1月には妊娠を発表し、マタニティートレーニングの啓蒙プロジェクトを始動している
MAXまでやりきった瞬間が好き。
なりたい自分に1歩近づくから
なりたい自分に1歩近づくから
高校生の頃からトレーニングをしていた栗原さん。周りの同年代女子たちよりも鍛えていると自負していたが、22歳で渡米するとそれまでのイメージが一変する。「現地の女性たちがガシガシ鍛えているのを見て、私の程度を知りました」。帰国後すぐに本格的なトレーニングに切り替えるも、周囲からは理解されなかった。「今でこそ日本人女性もお尻が出ているほうが美しい、という文化が根付き始めていますが、当時はお尻を鍛えていると発信しても伝わらず」。ならば自ら証明しようと、週5の頻度でジムに通い理想のボディーを手に入れた。「続けるコツは、自分がどうなりたいか明確な目標を持つこと。他人と比べず、自分と向き合うところから最初の一歩が始まります」。
(左)自身でデザインしたというマイボトル。(右)「アンダーアーマー」と「JBL」のコラボワイヤレスイヤフォン。
無理なくストレスフリーな、
今の自分に合った身体作り
今の自分に合った身体作り
「20代は適度に運動すれば体形がキープできたんですけど、30代は違いました」と話すErieさん。体が年齢とともに変化するのを感じ、また仕事環境の変化にも合わせてパーソナルジムに通い始めた。そこで取り入れているのは、心拍数をコントロールしながら効率的に脂肪を燃焼させ、筋肉を付けていくプログラム。「プロにアドバイスをしてもらうと、ぐんと速いスピードで体が変わります。デスクワークなどによる姿勢や体の癖なども改善して、フォルムも美しくなりますよ」。インナーケアの面では、タンパク質を摂ることを心掛ける。肌荒れを引き起こす原因になるので食事制限はしないという。「食べる時間もあまり気にしませんが、食べたらその分運動しています。ただ、したくない日は『しない!』と割り切ることが大事です」。
(左)「トレーニングに音楽は欠かせない」と、「ビーツ」と「ディズニー」のコラボヘッドフォン。(右)誕生日に友人からプレゼントされたという「ナイキ」の“ヴェイパーマックス”
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Profile
1987年、岡山生まれ。2019年に都内のデザイン会社トラクションにクリエイティブ・ディレクターとして入社。オフィスやカフェなど数々の空間デザインを手掛ける。アーティストとしても、国内外を問わずブランドのレセプションパーティーやイベント・フェスなどにDJとして参加し、厚い支持を得ている
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Profile
1991年、愛知生まれ。“圧倒的巨乳~ミニマムダイナマイトボディー”のキャッチフレーズで活動中。サーフィンやスノーボードを得意とする。12月に発売した5年ぶりのセカンド写真集「BONNIE」は2度の増刷となり、2月には最新DVD「FANTASY」が発売された
魅せるカラダを維持するためなら
トレーニングも乗り越えられる
トレーニングも乗り越えられる
B90、W56、H86というメリハリボディーで、グラビア界のトップを走り続ける葉月さん。体形キープのために葉月さんがトレーニングを始めたのは2年前。「当時、自分の振り向きポーズを見たらお尻が下がっているような気がしたんです」。今ではキュッと上がった納得のいくお尻になった。ジムには月に平均で3~4回通い、「ストイックじゃないですよね」と謙遜するが、その理由にもプロの意識が隠れている。「バキバキに鍛えられた女性もかっこいいし憧れますが、私の場合、職業柄むちっとした女性らしいシルエットも残しておきたくて。なのでジムでは胸やお尻を中心としたパーツトレーニングがメイン。出すべきところはキープしたまま締めるところは締める、ということを意識しています」。
(左)海外で購入した「エクステンド BCAAs」をトレーニング中は愛飲。(右)私服でもよく着る「DLSM」のバッグをジムでも愛用
Yoga
胸を開いて呼吸をすれば
前向きな気持ちになれる
前向きな気持ちになれる
池田さんがヨガと出合ったのは高校生の頃。5歳から10年続けた新体操で全国大会に出場するも膝の疲労骨折で引退を余儀なくされ、そんなときにリハビリとして始めたのがヨガだった。「病院で膝だけを治療していたときは歩くことさえも困難だったのに、ヨガで全身の血液やリンパの巡りをよくして体幹の筋力が付いたら歩けるようになったんです」。以来ヨガに魅了され、19歳でインストラクターの資格を取得。「ヨガは“今からやるぞ”と意気込んでやるものではなく、常に触れているもの。レッスンがない日でも、気付けば部屋でヨガをしています。自由なスポーツ――それがヨガなんです」と話す。「ヨガには競争相手も得点もないので、気が向いたら始めればいい。自分のペースで長く続けられるのがヨガの魅力だと思っています」。
(左)ヨガマットなども持ち運ぶために大きめのリュックを使用。(右)アロマアドバイザーの資格を活用したアロマヨガのために欠かせない品々
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Profile
1990年、大阪生まれ。新体操の選手として活躍し、全国大会にも出場。その後モデルの活動をスタートさせ、雑誌や広告、CM、ファッションショーなどに出演。ヨガインストラクターとアロマアドバイザーの資格も持ち、アロマヨガのクラスが人気
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Profile
1993年、徳島生まれ。モデルとして活動する中で、幼少期から愛する「アディダス」のよさを“アディ子”としてプライベートで発信していたことがきっかけで、「アトモス」と「アディダス」が運営するシューズバー「A.T.A.D」のスタッフとして働くことに。アウトドアを好み、壮大な景色に癒しを求めた結果、登山が趣味となる
ホットヨガに出合ったことで、
生活の全てが好循環にシフト
生活の全てが好循環にシフト
モデル活動のかたわら、“アディ子”という名前でも知られる橘さん。大好きな「アディダス」の洋服を着こなすために体作りは欠かせない。だがさまざまなトレーニングに挑戦するものの自分に合うものが見つからず、「もともと代謝が悪くて痩せにくい体質。ずっと自分の体形で悩んでいました」と話す。しかし、友人の一言でホットヨガに出合い、一気に体が変わったという。「始めて3カ月ほどで冷え性が解消し、そこからホルモンバランスや便通も改善。肌まできれいになりました」。また、その頃からモデルとしての仕事依頼がぐっと増えたそうだ。「運動を続けていると生活が充実するんです。仕事を終えてヨガに行き、スッキリした気持ちで寝るのと、『今日も疲れた』と言って寝るのでは全然違う。顔つきも明るくなったと言われます」。
(左)“アディ子”だけに「アディダス」と 「ステラ マッカートニー」の大容量リュック。(右)大量に汗をかくので保湿アイテムは必須
自分の身をもって「伝えたい」
と思ったヨガの魅力
と思ったヨガの魅力
「19歳のときに通っていたジムにきれいなヨガの先生がいて」と笑う猪子さん。そんなきっかけからヨガに出合い、ヨガスタジオでの事務職を経て、インストラクターの資格を取得した。「街中で姿勢が悪い人を見かけるたびに、『直してあげたい』『ヨガで生活が変わるのに』とおせっかいながら思うんです」。自身がヨガを通して体と生活を改善できたからこそ、他人にもそれを伝えたいと話す。「ヨガを始めて8年目ですが、今でもヨガをした日としていない日とでは、翌日の過ごし方が全然違うんです。体形維持はもちろん、ていねいな生活を送れていると思っています」。
(左)自身のクラスでヒーリング音楽を流すための「ボーズ」のスピーカー。(右)時間などを確認するためのiPhone用スタンド
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Profile
1992年、神奈川生まれ。学生時代はバスケットボールをはじめとした球技スポーツに熱中し、高校卒業と同時にアパレル会社に就職。働く中でも体を動かしたい気持ちが強く、ジムに通いそこでヨガと出合う。その後、ヨガスタジオで事務職として働き、インストラクターの資格を取得
PHOTO:YUTA KONO, KAZUSHI TOYOTA,
YOSHIAKI HIKINUMA
TEXT:YUMI KUROSAWA, AKO TSUNEMATSU
SPECIAL THANKS:DOME ATHLETE HOUSE ARIAKE, TRON, MR9GYM, B.I.F BY NERGY HARAJUKU STUDIO, CALDO KICHIJOJI, YOGA STUDIO SVARUPA
YOSHIAKI HIKINUMA
TEXT:YUMI KUROSAWA, AKO TSUNEMATSU
SPECIAL THANKS:DOME ATHLETE HOUSE ARIAKE, TRON, MR9GYM, B.I.F BY NERGY HARAJUKU STUDIO, CALDO KICHIJOJI, YOGA STUDIO SVARUPA