創業110周年を迎えた「サムソナイト」で魅せるスタイルセッション

創業110周年を迎え、
進むその先の未来へ

「サムソナイト」は考える－－ “Life’s a Journey（人生は旅である）”と。あらゆる旅のニーズに応え、今年3月に110周年を迎えた同ブランド。これを記念したリミテッドモデルと世界をまたにかける著名人とのファッションシューティングとともに、革新の歴史をひもとき、その先の未来を見つめる。

テクノロジーの進化でたどる
「サムソナイト」110年の歩み

　2020年3月に110周年を迎えた「サムソナイト」。その歴史をひもとくということは、時代ごとに現れる革新的技術とそれによって実現された進化の歴史をたどることでもある。そもそもの始まりは1910年。米国コロラド州デンバーで、創業者ジェシー・シュウェイダーにより設立されたシュウェイダートランク製造会社にさかのぼる。頑丈で高品質な製品は、旅する時間と資金を持った当時の富裕層にまず受け入れられた。木製トランクの上に渡した板にジェシーと兄弟らが並んだ広告ポスターは、頑丈さをビジュアルで表現するというその斬新さで話題となる（※1）。
　そして時代は第2次大戦後の62年－－船から鉄道、そして車や飛行機へ旅のスタイルが変化し、人類が宇宙を目指す。

※1 創業時に発売されたトランクは、家族が実際に乗った広告で話題に

※1 ブランド創業時に発売されたトランクケース

※2 世界初のホイール付きスーツケースの“Silhouette”

※3 “Cosmolite”は今もなお世界中で愛されているロングセラー

※4 トラベラーの快適さを追究して登場した“Polygon”シリーズ

　そんな時代に誕生したのが、マグネシウムにABS樹脂を混合して強化した“Classic Attache”だ。74年には世界初のホイール付きスーツケース“Silhouette”を発売（※2）。より快適に、そしてより移動しやすく、この製品の登場がスーツケースの概念を変えることとなった。ここから同ブランドのテクノロジー開発はさらに加速度を増していく。86年には“Oyster”で3点ロックシステムを導入し、新たな世紀が始まった2000年代には初のアルミニウム製品をリリース。その後の08年には革新的素材Curv®を採用したブランド史上最強・最軽量シリーズ“Cosmolite”が誕生（※3）。18年にはパッキングのしやすさを追求した“Polygon”が登場した（※4）。110周年の「サムソナイト」－－その進化の歴史はこれからも続いていく。