【インタビュー】シシド・カフカ、ミュージシャンとしての原点と未来の自身を語る
シシド・カフカ。黒髪のロングヘアに挑発的な瞳、振り返らずにはいられないそのエモーショナルな美貌とはうらはらに、ドラムを叩くステージでの姿は圧倒的な存在感と力強さを放ち、他の数多くの女性ミュージシャンとは一線を画している。そして彼女の活動はもはや音楽だけにとどまらず、モデルや女優としても幅広い才能を発揮し、その活躍に目を見はるばかりだ。どこか謎めいていて、神秘的な魅力を持つ彼女が深海のように美しいラピスラズリを施した“アミュレット ドゥ カルティエ”に、自身の願いを込める。
「楽しいと思ったことに順応できる、柔らかい頭と心を持ち続けていたい」
ミュージシャンとしての活動とともにモデル、女優業まで多彩な才能を発揮できるのは、10代の頃からの経験が物語っているのかもしれない。「もちろん、いろんな分野で感性を分散させるのは、とても難しいです。その場その場で出された課題に対して、頭も心も柔軟にならなければいけないですからね。それこそデビューした頃は、自分がこうだと決めて練習してきたことと求められていることが異なり、即座に反応できないこともありました。でも、いろんなことにチャレンジしていくうちに、バンドを掛け持ちしていた10代の頃の柔軟な感覚がよみがえり、それが未来の可能性に繋がるのかなと思うようになりました」。深海を思わせる大きな水槽を見つめるその姿は、未知なる自身の未来を想像しているかのようだ。生き生きとしたエネルギーと、その一方で繊細な面を持ち合わせている彼女が、ラピスラズリが輝く“アミュレット ドゥ カルティエ”にそっと願いを込める。「10年後も、その先も楽しいと思ったことに順応できる、柔らかい頭と心をもち続けていられますように」と。
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