横山健と「ヴァンズ」 常識を覆す“型破り”なクリエイティビティー
2021/11/25
「ヴァンズ(VANS)」は、「THESE PROJECTS ARE ADS FOR CREATIVITY(このプロジェクトはクリエイティビティーのための広告だ)」と題して、クリエイターをサポートするキャンペーンを行っている。“クリエイティビティー(創造性)”をテーマに、世界中からフックアップした60組の若手クリエイターを公式サイトで紹介し、それぞれのドキュメンタリームービーと作品を公開。広告じみたキャンペーンではなく、クリエイター自身に活動の場を提供している。ハイスタンダード(Hi-STANDARD)やケンヨコヤマ(Ken Yokoyama)のメンバーとして活動するギタリストの横山健も、長年の「ヴァンズ」愛好家だ。インディーズで異例のミリオンヒットを達成し、日本のパンクシーンをけん引するなど、数々の常識を覆してきた横山は、「ヴァンズ」のコンセプトを体現したような人物。自身が主宰するレコードレーベル、ピザ・オブ・デス・レコード(PIZZA OF DEATH RECORDS)にはさまざまなバンドが所属しており、サポートする立場でもある。ヴァンズジャパン担当者とともに、横山健と「ヴァンズ」の関係からクリエイティビティーの本質を探る。
ヴァンズジャパン(以下、ヴァンズ):「ヴァンズ」がさまざまなクリエイターをサポートするキャンペーンを行っていることについてどう思いますか?
横山健(以下、横山):クリエイターとしてはまたとないチャンスですし、これがきっかけで大きく羽ばたく人もいると思います。「ヴァンズ」は昔からカルチャーをサポートすることに積極的なブランドですよね。それが広告じゃないという姿勢もかっこいいと思います。
WWD:ピザ・オブ・デス・レコードにもさまざまなバンドが所属していますが、サポートしたくなるバンドや⼈の共通点はありますか?
横山:野心がギラギラみなぎっているかどうか。決して見た目だけではなくて、人生をかけて活動しているかどうかです。
WWD:クリエイティビティーという意味で、これまで影響を受けた人やモノを教えてください。
横山:音楽で例えると、ギターを構えて歌った時点で基本的には誰かのマネになってしまいます。じゃあ誰が一番クリエイティブだったかを考えたら、ギターを発明した人なんじゃないかな。レス・ポール(Les Paul)さんがエレキギターを発明してギブソン社にプレゼンしたんですよ。アコースティックギターを電気で鳴らすとどうなるか……。その好奇心自体がクリエイティビティーに溢れているし、僕をはじめ今もたくさんの人に影響を与え続けています。何かを変えたいと思う気持ちが面白いことの始まりだと思いますね。
横山健(以下、横山):クリエイターとしてはまたとないチャンスですし、これがきっかけで大きく羽ばたく人もいると思います。「ヴァンズ」は昔からカルチャーをサポートすることに積極的なブランドですよね。それが広告じゃないという姿勢もかっこいいと思います。
WWD:ピザ・オブ・デス・レコードにもさまざまなバンドが所属していますが、サポートしたくなるバンドや⼈の共通点はありますか?
横山:野心がギラギラみなぎっているかどうか。決して見た目だけではなくて、人生をかけて活動しているかどうかです。
WWD:クリエイティビティーという意味で、これまで影響を受けた人やモノを教えてください。
横山:音楽で例えると、ギターを構えて歌った時点で基本的には誰かのマネになってしまいます。じゃあ誰が一番クリエイティブだったかを考えたら、ギターを発明した人なんじゃないかな。レス・ポール(Les Paul)さんがエレキギターを発明してギブソン社にプレゼンしたんですよ。アコースティックギターを電気で鳴らすとどうなるか……。その好奇心自体がクリエイティビティーに溢れているし、僕をはじめ今もたくさんの人に影響を与え続けています。何かを変えたいと思う気持ちが面白いことの始まりだと思いますね。
ヴァンズ:過去には「ヴァンズ・ワープト・ツアー」(1995年にアメリカでスタートした音楽フェス)にも参加していますが、その時の「ヴァンズ」とのエピソードを教えていただけますか?
横山:僕もミュージシャンとして長い間携わらせてもらいました。1998年だったと思いますが、ランシド(RANCID)のラーズ・フレデリクセン(Lars Frederiksen)がヒョウ柄の「ヴァンズ」をもらっていて、「今なら本部にまだあるかも」と。僕は普段“オールドスクール(OLD SCHOOL)”ばっかり履いているんですが、あいにく“オールドスクール”はサイズが無くて、代わりに同じヒョウ柄の“スケハイ(SK-8 HI)”をもらったんです。その年は、その“スケハイ”を履いてほかのフェスにも出たりしました。そうやって、自分の中に「ヴァンズ」が擦り込まれていった感覚がありますね。
ヴァンズ:“オールドスクール”のどんなところが気に入っていますか?
横山:なんとも言えない絶妙な形と、脱ぎ履きしやすいところ、自分のスタイルに合うところです。
WWD:初めて買った「ヴァンズ」を覚えていますか?
横山:91年頃に洋服屋で働いていて、「ヴァンズ」が50足ぐらい入荷されたことがありました。当時はまだ日本でも珍しかったんですが、西海岸好きの間ではすでに注目されていて。そのときは気に入った色やサイズがなかったんですけど、「ヴァンズ」と出合ったのはそのときが最初です。そのあと95年にHi-STANDARDのレコーディングで、初めてサンフランシスコに行ったんです。滞在先の2ブロック先に大きな靴屋があって、そこでアロハ柄のスリッポンを見つけて、これは買うしかないな、と。当時、円高で25ドルぐらいだったので、本当に安く手に入れたんですが、気に入ってしばらく履いていました。
WWD:クリエイターとしての今後の目標について教えてください。
横山:僕は音楽を作っている瞬間が一番楽しいんです。ゴールは分からないけど、それを自分の人生の中で可能な限り長く続けられればいいなと思っています。
横山:僕もミュージシャンとして長い間携わらせてもらいました。1998年だったと思いますが、ランシド(RANCID)のラーズ・フレデリクセン(Lars Frederiksen)がヒョウ柄の「ヴァンズ」をもらっていて、「今なら本部にまだあるかも」と。僕は普段“オールドスクール(OLD SCHOOL)”ばっかり履いているんですが、あいにく“オールドスクール”はサイズが無くて、代わりに同じヒョウ柄の“スケハイ(SK-8 HI)”をもらったんです。その年は、その“スケハイ”を履いてほかのフェスにも出たりしました。そうやって、自分の中に「ヴァンズ」が擦り込まれていった感覚がありますね。
ヴァンズ:“オールドスクール”のどんなところが気に入っていますか?
横山:なんとも言えない絶妙な形と、脱ぎ履きしやすいところ、自分のスタイルに合うところです。
WWD:初めて買った「ヴァンズ」を覚えていますか?
横山:91年頃に洋服屋で働いていて、「ヴァンズ」が50足ぐらい入荷されたことがありました。当時はまだ日本でも珍しかったんですが、西海岸好きの間ではすでに注目されていて。そのときは気に入った色やサイズがなかったんですけど、「ヴァンズ」と出合ったのはそのときが最初です。そのあと95年にHi-STANDARDのレコーディングで、初めてサンフランシスコに行ったんです。滞在先の2ブロック先に大きな靴屋があって、そこでアロハ柄のスリッポンを見つけて、これは買うしかないな、と。当時、円高で25ドルぐらいだったので、本当に安く手に入れたんですが、気に入ってしばらく履いていました。
WWD:クリエイターとしての今後の目標について教えてください。
横山:僕は音楽を作っている瞬間が一番楽しいんです。ゴールは分からないけど、それを自分の人生の中で可能な限り長く続けられればいいなと思っています。
「ヴァンズ」の2021年ブランドキャンペーンでは、創業時より大事にしている“クリエイティビティー(創造性)”を世界中の人々に発揮してもらうべく、「THESE PROJECTS ARE ADS FOR CREATIVITY(このプロジェクトはクリエイティビティーのための広告だ)」と題し、60組のクリエイターをサポートする。それぞれのクリエイターが今まで実現できなかったようなアイデアに命を吹き込むため、「ヴァンズ」が制作をサポートし、制作過程を追いながらそれぞれのインタビューを行う。
※衣装は全て横山私物
MODEL:KEN YOKOYAMA
PHOTOS:JUNPEI ISHIKAWA
HAIR & MAKEUP:YUKARI KATO
TEXT:YUKI KOIKE
SPECIAL THANKS:P.O.D STUDIO
MODEL:KEN YOKOYAMA
PHOTOS:JUNPEI ISHIKAWA
HAIR & MAKEUP:YUKARI KATO
TEXT:YUKI KOIKE
SPECIAL THANKS:P.O.D STUDIO
問い合わせ先
ヴァンズジャパン
03-3476-5624
ヴァンズジャパン
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