おしゃれなゴルフがやってきた! “ゴルフ特集”2022

2022/10/12

9月26日発売の「WWDJAPAN」は、ゴルフにフォーカス!自然を楽しみながら気持ちよく体を動かせるスポーツとして、新しくゴルフを始める若者が増えています。さらに、オシャレなゴルフウエアブランドも続々と誕生し、ファッションも楽しみの一つに。ここでは、気になる業界人のスタイルサンプルや、ファッショニスタにおすすめな旬のブランドなどをお届け。これを読めば、きっとゴルフがしたくなる!
コロナ禍を経て、人と人、人と自然とを再びつなぐきっかけになるレジャーとして注目を集めているゴルフ。特に最近はプレーのみならず、ファッションを楽しむ傾向も強く、自己表現の一つとして、より自由に肩の力を抜いたカジュアル化も進んでいる。ファッション業界のゴルファーたちの、お気に入りのゴルフウエアとは?
PHOTOS : MIYU TERASAWA
TEXT : AIKA KAWADA
コロナ禍を経て、人と人、人と自然とを再びつなぐきっかけになるレジャーとして注目を集めているゴルフ。特に最近はプレーのみならず、ファッションを楽しむ傾向も強く、自己表現の一つとして、より自由に肩の力を抜いたカジュアル化も進んでいる。ファッション業界のゴルファーたちの、お気に入りのゴルフウエアとは?
PHOTOS : MIYU TERASAWA
TEXT : AIKA KAWADA
ゴルフのときもオシャレでいたい!そんなあなたにおすすめな8つのブランドをご紹介。誰もが知るブランドのゴルフラインから海外名門クラブのアパレルレーベル、ポルノ雑誌発のTシャツまで、ファッション好きも気分が上がるアイテムがそろいました。
1. 「トリー スポーツ」

2015年にスタートした「トリー バーチ」のスポーツライン。ゴルフ用のプリーツドレス(4万5100円)は、毎シーズンのベストセラーで、4方向に伸びるリサイクルウーブン素材により、快適な着心地と動きやすさを両立。透湿性と速乾性にも優れ、型崩れしにくいのもうれしい。スコアカードとボール、ティーなどの必需品を収納できるポケットも。ストリートでも活躍するロゴ入りのキャップ(9900円)。(問い合わせ先:トリー バーチ ジャパン 0120-705-710

2. 「アクアスキュータム ゴルフ」

この秋にスタートしたばかりの「アクアスキュータム」のゴルフライン。プルオーバーのフーディー(2万900円)は、胸にアイコニックなロゴをプリント。光沢感のあるフェイクスエードはストレッチ性にも優れ、着丈を前後で変えて動きのあるシルエットに。秋冬らしいチェック柄のプリーツスカート(1万8700円)や、軽量で気軽に持ち運べるクラブケース(1万6500円)なども。(問い合わせ先:オッジ・インターナショナル aquascutum-press@oggi-inter.co.jp)

3. 「マーク&ロナ」
“コード”コレクション

ファッションにこだわるゴルファーに向けたコレクションで、ビジネスシーンなど日常使いできる汎用性の高さが魅力。シャギーなモヘアニット(6万3800円)は、肩周りの切替デザインとイエローの差し色がポイント。チャコールグレーのジャケット(7万9200円)とパンツ(5万2800円)は、ディナーシーンでも活躍するような上品な佇まい。三角の金具がアクセントに。(問い合わせ先:キューブ 03-6427-0791)

4. 「ルシアン ペラフィネ
エルピーエフジー」

カシミヤニットで知られる「ルシアン ペラフィネ」から派生したゴルフライン。6月にソフトローンチし、この秋に本格デビューした。サイドの切替が特徴のジャケット(7万2600円)や、白のモックネックシャツ(3万800円)を用意。どちらも、アイコニックなスカルのブランドロゴをあしらい、キャッチーに仕上げた。サンバイザー(1万8700円)やクラブカバー(1万6500円)などのアクセサリーも豊富だ。(問い合わせ先:ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店 03-5647-8333)

5. 「ラコステスポーツ」

ワニのマークで知られる「ラコステ」のスポーツライン。鮮やかなブルーのジャケット(2万9700円)は、撥水機能を備えたリップストップ素材で、ゴルフからテニス、デイリーユースまで幅広く使用できる。フロンドポケットに収納できるパッカブル仕様もポイント。ハイネックのポロシャツ(1万3200円)は、速乾性に考慮してポリウレタンをブレンドしつつ、ジャガード素材でデザインにもこだわった。(問い合わせ先;ラコステお客さまセンター 0120-37-0202)

6. 「エイチアールユー」

2022-23年秋冬にデビューしたゴルフウエアブランド。ロサンゼルスの名門ゴルフクラブ「エンジェルス・ナショナル」のオーナーや女性会員が発起人で、“女性がもっとプレーに集中し、コースを楽しめるウエア”を提案する。マスタードカラーのポロシャツ(1万4500円)は、女性らしいパフスリーブが特徴。さりげなくタックが入り、動きやすさも備える。ネイビーのスカート(2万500円)は、ロゴのラインが入ったサスペンダーがアクセントに。(問い合わせ先;コーホー 050-3733-6022)

7. 「リチャードソン」

ニューヨークで生まれたアート&ポルノ雑誌「リチャードソン マガジン」によるオリジナルブランド。2022-23年秋冬からゴルフコレクションも始動し、ファーストシーズンはウイットに富んだTシャツ(6600円)などを用意した。フロントにはゴルフのホールをイメージしたグラフィックをあしらい、バックにはブランドロゴとスイングのイラストを組み合わせた。比較的リーズナブルで、2色買いするのもアリかも。(問い合わせ先:リチャードソン・トーキョー 03-6455-5885)

8. 「アディダスゴルフ」

スパイクレスシューズが人気の「アディダスゴルフ」。中でも“コードカオス”は、ソフトスパイクにはない履き心地のよさと独自のデザインで、ゴルフシューズ市場に変革をもたらしたシリーズだ。2022年バージョンの“コードカオス22”(1万9800円)は、スイング時の安定性やグリーンでのグリップ力など、ゴルフシューズとしての機能性を全面的にアップデート。デジタルノイズを表現したようなルックスもインパクト抜群。(アディダスゴルフお客さま窓口 0570-033-033)

PHOTOS:YUTA KONO
今号の表紙を飾ったのは、みちょぱの愛称で親しまれるタレント・モデルの池田美優。YouTube番組「みちょぱ吉村のマブマブTV」の収録をきっかけにゴルフにハマったという彼女には、一年を通してアスリートさながらにスポーツを楽しむライフスタイルがある。夏は、5〜6年続けている素潜り。冬はスノーボード。彼女にとってゴルフは、「その2つのシーズンを埋めるちょうど良いスポーツ」だと話す。ゴルフを始めたことで、みちょぱの毎日に良い変化が訪れている。
キャップ9900円、スカート2万8600円(ともにトリー スポーツ)/シューズ5万1700円(トリー バーチ)/その他(スタイリスト私物)問い合わせ先:トリー バーチ ジャパン(0120-705-710)
池田美優(いけだ・みゆう)
(いけだ・みゆう)1998年10月30日静岡県生まれ。A型。みちょぱの愛称で同世代に人気のモデル・タレント。最近はバラエティ番組をはじめ多数のテレビ番組に出演し、自身のアクセサリーブランド「ウイアジス」も手掛けるなど、多岐に渡って活動している。
アウター4万5100円、 スカート3万3000円 (ともにトリースポーツ)/シューズ4万8400円 (トリーバーチ) /その他 (スタイリスト私物)問い合わせ先:トリー バーチ ジャパン(0120-705-710)
ゴルフにハマったのはなぜ?
池田美優(以下、みちょぱ):もともとゴルフは難しい印象がありました。運動神経が良くてもゴルフはちょっと違うよと聞いていて。それに“オジサンのスポーツ”っていうイメージが強かったのもあって、やる機会がなかったんです。でもいざ番組でやってみたら、周りから「絶対センスあるよ」とたくさん褒めてもらえて。自分としても、「これはわりとイケた方じゃね?」 みたいな(笑)。みんなに持ち上げられたから、ハマったのかもしれません。
その後、すぐに打ちっ放しに行くなど、練習を重ねた?
みちょぱ:最初は番組が主体でしたね。そこから2週間に1回ぐらい打ちっ放しかシミュレーションゴルフに通いました。ある時、思い立ってプライベートでラウンドに行ったら、思った以上にできなくて、それがすごく悔しかった。打ちっ放しはうまくいくのに、現実を突きつけられた感がありましたね。それで、「もっとうまくなりたい」ってスイッチが入りました。
悔しくて、火がついたと。
みちょぱ:そうなんです。多い時はプライベートで月に5〜6回は行きました。休みの日に朝からラウンドを回って、そのままナイターに行ったり、仕事の前に行くことも詰め込みすぎて、死んでましたけど(笑)。
上達するために、何か集中的に取り組んでいることは?
みちょぱ:やるならガチでやりたいので、変な癖がつく前にきちんとレッスンに通いたいと思っています。あとは、暇な時にインスタとかYou Tubeで、いろんな人のゴルフ動画を見ています。これもかなり参考になっていて、実際にスコアもぐんぐん伸びて上達しているのを実感できます。それがモチベーションにつながり、「もっといいスコアを出したい」っていう欲もどんどん出ていますね。
ベストスコアは?
みちょぱ:まだ122。まずは120を切って、いつか100を切れるようになりたいです。
ゴルフと出合って、日常にいい変化はありましたか?
みちょぱ:共演者さんとゴルフという共通の話題ができたことは大きいかな。芸人さんや俳優さんにもゴルフ好きは多くて、ゴルフの話題でめっちゃ会話が弾むので、コミュニケーションが広がりました。あとは、スポーツは大好きだけど、ランニングやトレーニングは大嫌いで、歩くのも苦手。でもゴルフに行くと、必然的にたくさん歩くから、いい運動になるんです。それに、仕事以外は基本的に早起きができないんですけど、ゴルフのおかげで休みの日も朝早くに起きられるようになったのはうれしいですね。1日が長くなった(笑)。いいことばかりです。
一般人もゴルフを始める人が急増している。
みちょぱ:ドレスコードや会員制のゴルフ場などは特別感があっていいんですけど、若い人たちにはまだまだ壁を感じさせますよね。それって、もったいない! カジュアルな要素が増えれば、もっと広まるのになって思います。
改めて、ゴルフの魅力とは?
みちょぱ:一言で言えば、爽快感。ボールに気持ち良く当たったときは、気分もスカっとします。技術が上がると、この爽快感も増していくのがいい。あとは、運動神経だけじゃないっていうところも魅力かな。体力と集中力が大事で、メンタルスポーツと言われるだけあるなって。イライラするとコースがブレるし、感情をコントロールしないといけない。これって日常生活にも共通する大事な部分だと思います。
PHOTO : ATSUHIRO SHIRAHATA
STYLING : KIE FUJII
HAIRMAKEUP : YUZUKO
PRODUCE : RYO MURAMATSU