ファッション週刊紙「WWDジャパン」は今年も、ファッション関連企業と学生をつなぐ「ファッションカレッジ」を開催します。「ファッションカレッジ」はその名の通り、業界の第一線で活躍する特別講師たちが“ファッション業界で働くこと”について次々と話をする、一日限りのカレッジ。 参加した学生からは“こんな場を求めていた”“ネットでは得られない深い情報を得ることができた”“働く人の本音に触れて刺激を受けた”といった感想が寄せられています。

昨年、講師のひとりとして壇上に立った私は、学生たちの真剣なまなざしと熱気に触れ、背筋を伸ばしました。ここに集まる学生が求めているものは、通り一辺倒の情報や、飾り立てた業界話ではありません。業界の未来像はもちろん、ファッションを仕事に選ぶことの意味や、ファッションと社会のつながりなどを深く考え、共有したいと彼らは考えています。

ファッションに携わることは、文化を創ること。日本からの豊かな文化発信の担い手となる若者たちの未来を 見据え、「ファッションカレッジ」は今年も力強く開校します。

向千鶴「WWDジャパン」編集長

消費者に「着る喜び」を伝えるファッション業界で働くには、自分自身が幸せに働き、幸せに暮らすことが大事です。そんな思いをきっかけに「WWDジャパン」は2年前、「新しい働き方」という特集とともに、｢ファッションカレッジ｣を開校しました。社会に巣立つ前の皆さんは、「幸せに働くって何？」って思うかもしれません。「新人の自分が、ワガママに幸せなんか考えながら働いていいの？」って思うかもしれません。いいんです!最初に言った通り、ファッション業界とは、喜びを提供する業界。だから、幸せに働かなくちゃダメなんです。

「ファッションカレッジ」では、ちょっと上の先輩、ものすご～く上の先輩がたくさん登壇します。彼ら・彼女たちの声を聞くことで、ぜひ、ファッション業界で働くこと、幸せに働くことを想像してみてください。その想像が、アナタが業界に巣立つホップ・ステップ・ジャンプのホップになると信じ、僕たちも年末、舞台に上がります。

村上要「WWDジャパン」編集長代理 兼「ファッションニュース」編集長

村上要
「WWDジャパン」編集長代理
兼「ファッションニュース」編集長