SHISEIDO連載「時めく瞬間。日本の美」
「時めく瞬間。
日本の美」
ほとんどの女性がまだ和装だった明治初期の時代から、日本のビューティをリードし続けている資生堂の美意識にスポットを当てる本連載。グローバルプレステージブランド「SHISEIDO」のプロダクトを入り口に、さまざまな分野の表現者たちへのインタビューを通して、現代に受け継がれる「日本の美」の色形や精神性を見出していく。
創業1872年。⻄洋薬学を学んだ創業者の福原有信が、東京・銀座に日本初の洋風調剤薬局をオープンしたのが資生堂の始まりだ。東洋と⻄洋、アートとサイエンスといった相対するものを独自の美意識で融合し、明治から大正、そして昭和へと時代が激変していく中においても変わらない「美」の精神を貫きながら、新たな価値を生み出してきた資生堂。化粧品事業に進出したのは、創業25年目の1897年。この時にデビューしたのが伝説的な “赤い水”=“オイデルミン” であることはご存じだろうか。ふきとり用化粧水 “オイデルミン” は現在もロングセラーの記録を更新し続けており、100周年を迎えた1997年には7代目が誕生。資生堂の社名を唯一受け継ぐグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」の一員にも加わり、現在88の国と地域で愛されている。
どこか耳慣れない響きで好奇心をくすぐる“オイデルミン” という名前は、EU(良い)+ DERMA(皮ふ)というギリシア語が由来。西洋の文化や技術が入り始めた当時の時代変化を、まさに肌で感じていたであろう創業者による命名だ。“赤い水”は、命がいきいきとめぐるイメージの連想から “命の水” とも呼ばれている。資生堂の赤は、スキンケアの起源であり、めぐる命の色なのだ。このアイデンティティが現在のブランド「SHISEIDO」に貫かれていることは、その代表的なプロダクトである “アルティミューン”※ と ”エッセンシャルイネルジャ”※※ が共に「赤」のパッケージをまとっていることからも分かる。
※ “アルティミューン™ パワライジング コンセントレート Ⅲ”
※※ “エッセンシャルイネルジャ ハイドレーティング クリーム”
新世代 “オイデルミン” と
共に今春、
さらにめぐる美の境地へ
誕生から126年目の来春、“オイデルミン”は再び大きな進化を遂げる。資生堂の伝統を体現するJAPANESE REDの美意識はそのままに、先進技術や設計においていくつもの世界初を搭載。グローバルに羽ばたいた7代目のロゴ“EUDERMINE”の意匠をリングパーツに継承しながら、佇まいの印象も大胆に刷新。テクスチャーはまるで美容液のように濃厚な「化粧液」となり、これまで積み重ねてきた「化粧水」の概念をみずから超えて23年3月1日、再び時代の最先端へと躍り出る。
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“SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション”(145mL、税込9680円)※2023年3月1日発売、“SHISEIDO
アルティミューン™ パワライジング コンセントレート Ⅲ”(50mL、税込1万3200円)、“SHISEIDO
エッセンシャルイネルジャ ハイドレーティング クリーム”(50g、税込7150円)
- PHOTOS:AKIHIRO SAKAI (TRIVAL)
- EDIT & TEXT: MIWA GOROKU
- DESIGN:ANICECOMPANY INC.
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