「アディダス バイ ステラ」カテゴリ別のトレンドを紹介
「アディダス バイ ステラ・マッカートニー(adidas by Stella McCartney)」は、2017年春夏コレクションを1月上旬から順次発売する。05年のブランドスタート以来、ファッション性はもちろん、「アディダス」のテクノロジーと、ステラならではの環境にも優しいサステナブルな志向を組み合わせ、感度の高い女性に支持されるハイエンドなスポーツブランドとしての地位を築いてきた。発売に先駆けて11月には今シーズンのインスピレーション源でもあるロサンゼルスでコレクションを発表。巨大な会場内に“バーチャルトライアスロン”に見立てた5つのブースを設けた。その中で、モデルたちは各カテゴリの商品を着用してパフォーマンスを行い、コレクションを紹介した。
トライアスロンでの“ウォーム・アップ”部分を表現する「トレーニングブース」では、4人のモデルたちがドラムのスティックを用いた「パウンドフィット」と呼ばれる最新ワークアウトを披露した。トレーニングラインは、優れた柔軟性を持つ素材や機能的なメッシュを搭載したウエアを提案。アッパー部分にニットを使用することで、素早いリカバリーを叶えるシューズなど強度の高いワークアウトにも対応できるアイテムがそろう。
“バーチャルトライアスロン”1番目のコースである「スイミングブース」では、モデルが会場内のプールを泳ぎアイテムを紹介。イエローやターコイズブルーの大胆なカラーリングを取り入れたスイムウエアは、ファッショナブルなだけでなくフィット感にも優れ、水中で体を快適に動かすことができるエレガントなシルエットに仕上げた。また、デジタルスクリーンに夜の街を写した「サイクリングブース」は、ロサンゼルスのダウンタウンでのサイクリングをイメージしたセッションを行った。夜間のワークアウトにも最適な、低照度なのに高い視認性を実現したリフレクションプリントが特徴だ。
“バーチャルトライアスロン”最後のコースである「ランニングブース」では、トレッドミルでのランニングのほか、アディダス独自のブーストテクノロジーの特徴である“クッション性”と“反発性”を表現するためトレーニングパフォーマンスも行った。ランナーを快適な状態に保つ速乾性に優れた素材と、軽量で通気性の高い素材を組み合わせたコレクションは、上昇する体温を快適な状態にする仕組み。
今シーズンの重要なテーマとして掲げる「リカバリー」を表現した「ヨガブース」では、中央の砂場の上で「サンドボックスヨガ」を披露し、イベントのラストを飾った。“バーチャルトライアスロン”での「クールダウン」を表現したこのパフォーマンスも、ロサンゼルスでの最新ワークアウトの1つだ。ヨガパンツは吸汗、速乾性に優れるだけでなく、縫い目を極限まで減らしたシームレスな素材のため、ヨガのあらゆるポーズを快適に行うことができる。
ブラックやグレーのベーシックなカラーリングのほか、ピンクやイエロー、鮮やかなブルーなどを組み合わせた大胆なカラーブロック、シームレスな素材に繊細なタッチで描いたフラワープリント、リフレクションのゼブラ柄など、デザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムを豊富にそろえた。また、今回のコレクションの38%には持続可能な素材を使用し、ステラが掲げる「サステナビリティ」を実現。アディダスが誇る最新テクノロジーが融合したコレクションだ。
ロサンゼルスを選んだ理由
「ロサンゼルスは1年を通して温暖な気候で、トレーニングを行うのにとても理想的な場所。まさに私たちが提案する健康意識の高い女性が多く、新たなワークアウトやエクササイズがどんどん生まれている。私自身、週6の頻度でトレーニングを行っているが、1つのトレーニングだけではなく、あらゆるスポーツを行うことが重要だと思う。今回のイベントではランウェイショーではなく、現地のホットなトレーニングを通してよりリアルにアイテムの動きを見て欲しかった。ワークアウトへのモチベーションを上げるのはなかなか難しいし、女性には十分な時間がないと思う。私はいつも、女性がもっと気軽にトレーニングを始めてくれたらと考えている。さまざまなカラーを使用したウエアを着て、トレーニングを楽しんでほしい」
PHOTOS BY ASATO IIDA
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