「パトリック」が新ライン“ニュールーツ”を発売
フランス発祥のスニーカーブランド「パトリック(PATRICK)」は1月、新ライン“ニュールーツ(NEW ROOTS)”を発表した。テーマはヘリテージ。フランスらしいエスプリの利いたブランドイメージをベースに、イタリア製のレザーやフエルト、スエードにネオプレンのようにスポーティーな素材を組み合わせ、サーモテーピングなどで現代的なアレンジを加えた。新モデル“ギャレ”は、1990年代に爆発的にヒットした同ブランドの代名詞モデル“マラソン”のヒールカウンターに「メード・イン・ジャパン」のタグを付けアップデート。アッパーにカーフレザーを使用したシンプルな“コンコルド”や、ビンテージライクなカーフスエードが特徴の“モンマルトル”など、全10型を発売する。価格はいずれも2万円台。
LINE-UP
INTERVIEW
チャールズ・ベネトー=パトリック・ヨーロッパ・ブランド・アドバイザーは「ファッション性の高いイタリア製のファブリックと日本のモノ作りにこだわった」と話す。特筆すべきはカラーコンビネーション。「アッパーに4 色以上使用したモデルはレトロに、上質なカーフレザーのモデルはあえてシンプルにまとめた。今までは比較的落ち着いたトーンのカラーリングが多かったが、オリーブや赤がベースのマルチな配色は挑戦的でもあり、クラシックでもある。イタリアらしいデザインに仕上げた」。
「パトリック」の特徴でもある細身のラスト(木型)を生かしながら、アッパーにネオプレン素材を特別なマシンで圧着しているため足馴染みもよい。「圧倒的な軽さに加え、どんな足型にもフィットする構造だ。履き心地の良さは、かつてフランスで開発したソールを日本の技術でアップデートしたから。レトロなパターンは“ニュールーツ”のデザインでもそのまま受け継いでいる。日本の繊細なモノ作りと確かな技術がクオリティーの高さを証明している」と説明する。
カメイ・プロアクト
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