伊勢谷友介が語る街歩きとショッピングの新しいカタチ
「僕の時代はインターネットではなく、雑誌を見てその先に洋服、ショップがあるイメージでした。ショップに行くと目当て以外に魅力的なモノとの偶然の出合いが必ずあって、それも街歩きや買物をする醍醐味。でも今は、情報やモノの本当の良さも悪さもオブラートに包まれて、フィルターがかかった状態でしか届かない。手触りやこだわった部分は実際に触れてみないとわからないので、その機会は積極的に作り出していきたい。インターネット上だけでは、安さや手軽さが前面に押し出されて、生産の背景にどういったことがあるのかまでは丁寧に読まないとわかない事があります。でも、真剣にモノ作りしている作家やデザイナーであれば必ず別の価値が存在するので、その審美眼に触れたいという気持ちでいます」。
「感動を共有できるモノや人と出合うためには、実際に動き回るしかないです。ショップスタッフと仲良くなってお得意さんになるような、人間関係の積み重ねはインターネットではありませんから。洋服に対する思いやりを感じるのも、直接言葉を聞くことで初めて理解できるでしょう。だからこそ、ルクア大阪をはじめ、ファッションビルには、消費の先にある未来を感じさせてほしいです。消費換気を促すだけではなく、未来をつくるための消費の提案。“LIFE”のようにさまざまなカルチャーを通してショッピングの新しい価値を再発見できるイベントは貴重です。大なり、小なりはありますがトレンドだけを作るのではなく、未来像を持った売り場にみんなが集まってその価値を共有できれば、自分の人生にとって新しい道が切り開くきっかけになるはず」。
ルクア大阪が2周年を記念しアニバーサリーイベントを開催する。昨年、西館のルクア イーレと東館のルクアがルクア大阪として初めて迎えた1周年イベントでは大阪駅構内にランウエイが登場。スペシャルゲストにモデルの水原希子を迎え、大阪ならではのよしもと芸人も参加するなど、笑いの要素も加えたスペシャルなランウエイショーを開催した。2周年を迎える今季は、3月26日にルクア大阪館内でランウエイショーを開催。また、同日にはファッションシーンの第一線で活躍する、モデルの萬波ユカとスタイリストの亘つぐみがアニバーサリートークショーも開催する。今季のトレンドやオシャレの楽しみ方、大阪流のファッションについてディスカッションする。
ルクア大阪が発信するプロジェクト“LIFE”。数々のイベントを通して、ショッピングの新しいカタチを提案する。2周年のアニバーサリーを迎える今季、これまで“LIFE”に参加してきたセレブリティが、改めて街に出て買い物をすることについて考える。
萬波ユカ/モデル
私はビンテージの洋服が好きで、素材に触って職人の仕事が感じられる服に出会えることもあり、買物は基本的に歩き回る方です。ルクアは学生時代によく来ていた思い出の場所で、いつ立ち寄っても大盛り上がりしているイメージがあります。レストランの前で1時間並んだこともあったほど。今回のLIFEのランウエイショーでは、デザイナーの思い描く世界をストレートに伝えられたらと思います。
水原佑果/モデル
今はネットでショッピングができたり、何でも便利に物が買えちゃう世の中ですけど、散歩しながら自分の好きなものに出合うことって、すごくわくわくするし、実際に手にとって見てみて自分に似合うか考えたりすることが楽しいです。何より人との出会いが楽しいなって思うので、街ブラすることはとても大切。前回のショーは大阪駅構内のエスカレーターに乗ってランウエイを歩きました。今年はどんなショーになるか今から楽しみです。
マドモアゼル・ユリア/DJ
年始のイベントではシンガーとして参加したのですが、ファッションビル用に曲を制作したのは初めてで、新鮮な経験ができました!普段のイベントよりもお客さんとの距離が近くて、大勢のお客さんが遊びに来ていたので私自身も楽しめました。昨年のクリスマスイベントにDJで参加した時には、お酒を飲んだりしながら楽しくショッピングできたことも良い思い出です。また、パーティーや面白い企画を是非ご一緒したいです。
Seiho/音楽プロデューサー、DJ
音楽もショッピングも便利な時代になりました。でも、あくまでインターネットは洞窟のようなもので、奥へと続く入口を見つけないと入れない。街にはたくさんの入口があって、ショップはその道案内をしてくれる。音楽も同じで、優れたものは、入口としてはもちろん、違う洞窟への抜け道になっていたりもします。これからも大阪の玄関として、海外の人も、大阪人も驚かせてくれるようなルクア大阪でいてくれることを期待しています。
ゆりやんレトリィバァ/芸人
昔、おしゃれしたくて、無理矢理きっついGパンを履いて街に繰り出した時、知らない間にファスナーが全部下りていて警備員のオッサンに指摘されました。というか、取り締まられたのでしょうか……。個人的には、80〜90年代のアメリカンなハイウエストのパンツ、ヒョウ柄や虎柄などカワイイものにクールなものを足すファッションが好き!ルクア大阪なくして、大阪ファッションなし!これからも落ち着いていきやー!
問い合わせ先
ルクア大阪 06-6151-1111