美人音楽マニアが絶賛する世界屈指の人気ユニット

2017/04/28

個性的なファッションやメイクなど、若者から支持を得るモデル兼デザイナーの菅野結以。モデルとして活動する傍ら、ファッションブランド「クレイミー(CRAYME,)」とコスメブランド「ベイビア(BABY+A)」をプロデュースする一方で、TOKYO FMで音楽専門の番組を持つほど、音楽への造詣も深い。音楽が生活の一部と話す彼女のルーツと、今注目するアーティストに迫る。

ファッションや音楽を
好きになる共通点はメランコリック

 「個人的にメランコリックなものや退廃美が好きで、昔から“陽”よりも“陰”の方が肌に合う。音楽もダウナーな曲を聞きがちだし、ファッションもLAカジュアルのようなエネルギッシュなものより、儚さがあったりダークだったり、どこかフェティッシュなものに引かれますね。自分がディレクションしている「クレイミー」というブランドのテーマは、“相反するモノの共存”です。裏テーマとして、必ず音楽の要素を入れるようにしています。“My little underground”がシーズンテーマだったコレクションは、ジザメリ(「ザ・ジーザス・アンド・メリーチェイン/The Jesus and Mary Chain」)の曲名からインスパイアされましたし、前回作ったTシャツのグラフィックには、キュアー(「ザ・キュアー/The Cure」)の名曲「ボーイズ・ドント・クライ(Boys Don’t Cry)」というメッセージをプリントしました。自分のルーツへの愛を込めてというメッセージを潜めています」

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音楽の目覚めはマイブラで、
最近のお気に入りはジザメリとチェンスモ

 「音楽のルーツはマイブラ(「マイ・ブラッディ・バレンタイン/My Bloody Valentine」)で、特別な存在です。ライブのオープニングSE(サウンドエフェクト)で初めて聞いた時に衝撃を受けて、胎内回帰を覚えたんです。お母さんのお腹の中みたいな妙な安らぎ。この感覚は何だろうと調べてシューゲイザーを知って、フィードバックノイズが好きになったことが音楽の目覚めですね。最近の新譜だとジザメリとチェンスモ(「ザ・チェインスモーカーズ/The Chainsmokers」)の新譜を聞いています。ジザメリは、良い意味で進化しないところが愛おしいです。永遠にこのままでいて欲しい。あと、普段アッパー過ぎると感じるようなアーティストの曲を聴くことは少ないけど、チェンスモは、メロディラインが切なかったり、どこか憂いを含んでいて、そのバランス感が面白い。売れ線ではあるけれど、たくさんの音楽を感じさせるバックグラウンドが好き」

 

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ネガティブな出合いから一転、
多様な音楽性にサプライズ

「チェンスモを初めて聞いた時は、自分と違う世界のアーティストだと思いましたけど、ホールジー(Halsey)をフィーチャリングした「クローサー(Closer)」を聞いた時に距離感がグッと縮まりました。そして、新譜の「メモリーズ…ドゥー・ノット・オープン(Memorise…Do Not Open)」を聞いて、やっぱり私のようなタイプの人間でも入り込める要素を持っていると確信しました。フロリダ・ジョージア・ライン(Florida Georgia Line)とコラボしている「ラスト・デイ・アライヴ(Last Day Alive)」は、カントリーとエレクトロを結びつけているところに彼らのメッセージを感じます。パーティピープルに思われがちですけど、聞いていくとそれだけじゃないことがよく分かる。カントリーを好きな人が聞いても、新しい発見があります。コラボレーションするアーティストは、毎回サプライズなので、次はシガー・ロス(Sigur Ros)のヨンシー(ヨン=ソル・ビルギッソン/Jon Thor Birgisson)に歌って欲しい。幻想的な世界観になって面白そう!」

 

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ドライブ映えするサウンドは
今夏のアンセムになるか?

「チェンスモのサウンドは、エレクトロで少しメランコリックとパーティーに最適ですが、私は夜一人でひたれるようなムードを持っていると感じます。エム・ジー・エム・ティー(MGMT)に高揚を覚えた人は、チェンスモにはまるでしょうね。ライブ映えもするので、フェスへ行く時に車の中で聞くのには最高です。私にとって、夏のフェスで苗場に向かう道中の車で聞く音楽がものすごく重要で、曲をセレクトしている瞬間が一番楽しくてワクワクします。毎年、その曲とともに車から見た景色が思い出に残るので、今年はチェンスモを持っていこうと思います。ちなみに去年は、ワイキキ・ビート(Ykiki Beat)の「フォーエバー(Forever)」。苗場までの道中と音楽が花火や海よりも夏の忘れられない景色なんです」

 

CDインフォメーション

INFORMATION

 ドリュー・タガート(Drew Taggart)とアレックス・ポール(Alex Pall)からなる2人組のザ・チェインスモーカーズ。2016年、全米チャートにおいて「ローゼズ feat. ロゼス(Roses feat. Rozes)」が最高6位、「ドント・レット・ミー・ダウン feat. デイヤ(Don’t Let Me Down feat. Daya)」が最高3位まで上昇。さらに「クローサー feat. ホールジー(Closer feat. Halsey)」では同年最長記録の12週連続1位を獲得するなど、次々と世界的ヒットを連発して大ブレイク。17年に入り、第一弾「パリ(Paris)」、コールドプレイ(Coldplay)とのコラボレーションによる最新シングル「サムシング・ジャスト・ライク・ディス(Something Just like This)」、さらに「クローサー」のロングヒットによって、グループとして史上3組目となる全米チャート3曲同時トップ10入りを果たし、初のグラミー賞にも輝いた。全世界トータル再生数は80億回にもおよぶ現代最高のヒットメイカーによる世界中が待ち望んだ初のフル・アルバムとなる「メモリーズ…ドゥー・ノット・オープン」は、アメリカや日本を始め世界約70カ国で1位を獲得。日本盤のみこれら5大ヒット・シングルが完全収録されている。(2017年4月現在)

Memories…Do Not Open
「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」、「パリ」収録
日本盤CD全15曲収録 ボーナストラック3曲追加収録 2200円/SICP-5383

 

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VRイベント情報

 音楽とテクノロジーを融合したブランドプロモーション「ロスト・イン・ミュージック(Lost in Music)」でソニーと、初のフルアルバム「メモリーズ…ドゥー・ノット・オープン」がアメリカや日本を始め、世界約70カ国で1位を獲得するヒットとなっているザ・チェインスモーカーズがコラボVRを活用した「パリ」のミュージックビデオを日本初公開する。映像と音楽だけでなく、ユーザーが選んだ方向に映像も音も変わる、ゲームの要素を取り入れた新しい音楽体験。同作品はPlayStation(R)Store独占で公開予定だ。

場所:渋谷モディ1階 Sony Square Shibuya Project 住所:東京都渋谷区神南1-21-3
期間: 4月28~5月31日(予) 11:00~21:00 http://www.sony.co.jp/square-shibuyapj/

問い合わせ先
ソニー・ミュージックレーベルズ
03-5786-8711