「パルファム ジバンシイ」で憧れの自分に 谷まりあとニコラ・ドゥジェンヌが語る日本の美意識
ニコラ・ドゥジェンヌ「ジバンシイ」メイクアップ アンド カラー アーティスティック ディレクター(以下、ニコラ):動画はディレクションからメイクアップ、まりあさんの演技まで、全てが素晴らしかった。「ジバンシイ」のスピリットをパーフェクトに表現できていたと思う。そして今までは本国主導で動くプロジェクトがメーンだったが、日本のチームが新たなコミュニケーション手段を探り、このようなプロジェクトをスタートさせたのは革新的。日本はグローバルな観点で見てもリーダーになりつつある。
谷まりあ(以下、谷):想像以上にカッコよく仕上がったと思う。ただ「かっこいい」「大人っぽい」だけでなく、洗練されたかっこよさもプラスされていて、とても満足している。長い撮影だったが、チーム全員が良いものを作りたい、という思いがあったため寒さや疲れも忘れるくらい充実したものだった。山田監督も細かくディレクションをしてくださったため、最後までこだわって取り組めた。
谷:最初は信じられなかったが、純粋にうれしかった。「ジバンシイ」は本物の美しさを追求しているメゾン。美にリミットをかけずに、あらゆる女性に自信を与えている。私も女性として「きれいであり続けたい」という気持ちを強く持っているが、世界中の女性の、同じような思いにマッチしていると思う。今はブランドや製品が溢れている時代だが、「本物」を突き詰めている「ジバンシイ」のブランドフィロソフィーを体現できるように努めたい。
ニコラ:まりあさんは外側も内側も美しい女性、あらゆる女性にアピールできると思う。そして創業者のユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)はフランス人デザイナーでありながらもアメリカの女優、オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)をミューズに起用するなど、既成概念にとらわれず、常に革新的なブランドを作り上げた。今回、本国のフランスでは新たにスペイン人モデルのブランカ・パディーヤ(Bianca Padilla)、日本では日本とパキスタンのハーフであるまりあさんを迎え、ユベールの思いを受け継いだ素晴らしいプロジェクトになっている。
ニコラ:日本の女性は美しく、美容の知識も豊富。美に対する意識も高く、新製品を手掛ける際は常に最高なものを作らなければならないと思っている。15年以上も前から「ジバンシイ」に携わっているが、当時は来日する際、「日本人は赤やピンクなどビビッドなカラーをつけない」と言われたのを覚えている。実際、他のブランドも落ち着いた色ばかりを発売していた。でも私はあえてカラーものをたくさん手掛けた。仮に気に入らなくてもメイクアップはすぐに洗い流せるから、とにかくいろんな色に挑戦してほしいという思いが強かった。15年経った今、カラーものを恐れずに自由に好きなメイクをする女性が増えたと実感する。そして日本人はある日はナチュラルなメイクをすれば、翌日は着物を着てより伝統的なメイクをするなど、気分や日によってさまざまな表情を持っているところが素晴らしい。女性の多角的な美しさを真に理解しているからだと思う。
ニコラ:アイコニックなメゾン、の一言。「ジバンシイ」のアイテムを身にまとうだけで、憧れの女性に変身できる。
谷:小さいころから憧れるブランドで、化粧品やバッグをプライベートでも愛用している。日本人が憧れるのは「カワイイ」がまだ主流だが、かっこいい美しさや洗練された美しさなど、本当はさまざまな美しさがあるはず。アンバサダーとして、なりたい自分に自由になってもいい、ということを伝えたい。「カワイイ」だけでなく、かっこいい自分も、大人っぽい自分も、自由に変えていいと思う。リップ1本で印象を変えられるのがメイクアップの魅力。年齢も関係ない。多くの人に動画を見てもらって、少しでも憧れの自分に近づくための励みになれたらうれしい。
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