「NARS」が魅せるのは強さを引き出すアイメイク

今回は、普段のかわいい彼女を大人っぽく見せたいと、60～70年代にかけてのかわいさとセクシーさの両方を混ぜた女性を意識した。そして、彼女にはフレッシュで透明感もあるが、そこに芯の強さも隠されている。その強さを引き出すために、アイメイクにもポイントを置き、全体的には赤みのあるベージュカラーで統一したメイクを施した。
　
彼女自身の強さを表現したアイメイクは、アイシャドウを目元のくぼみに沿って色をのせ、ブラックのリキッドアイライナーで目を囲んだ。黒のラインが効いているにも関わらず、きつさが無く柔らかい雰囲気も兼ね備えているのは、全体的に温かみのある色合いで統一していることや肌に滑らかさがあるから。肌は、スキンケアで整えた後に艶感のある下地、そして伸びが良く素肌のように仕上がるセラムファンデーションをのせている。ファンデーションは中央から外側に流れるように手で伸ばし、本来の肌を生かした仕上がりに。チークはリキッドタイプの「リキッドブラッシュ」で血色感を出しその上からハイライトを重ねて華やかさを演出した。かわいさと大人っぽさを両立させるために、ハイライトは骨格に沿った、頬骨のラインに入れている。口元は「リップカバー」を2色使い。ベージュカラーでベースを塗り、内側から濃いコーラルカラーをオン。部分的にコーラルをのせることで、ふっくら柔らかい、立体感のある唇を作ることができる。　
　
「NARS」の春の新色は温かみのある色合いがそろっており、目元や口元などに赤みのある色をプラスするだけで一気に春らしく仕上がる。また、「リップカバー」のブラックチェリーカラーなどレッドリップを、唇の輪郭をとらずにラフに塗ってもかわいく仕上がるのでおすすめ。