LiLy的“いいオンナの年の重ね方”
2018/07/04
年齢を重ねるごとにいいオンナになっていく人は、女性にとって憧れの存在。作家・コラムニストとして活躍するLiLyが、5年、10年と年月を追うごとに魅力的になる秘訣のコラムを執筆。デニムとカッコイイ女性の相関性とは?
PROFILE
LiLy:作家。赤裸々に本音をつづる文章が女性の共感を呼び、圧倒的な支持を得ている。最新刊は「NYLON」での連載漫画「青春、残り5分です。」(カエルム)。今月末に「オトナミューズ」で連載中の「目もと隠して、オトナのはなし」(宝島社)が出版予定。
傷って、カッコイイと思う。
デニムをはいてあぐらを掻いた自分の脚をジーッと見ながら、年齢を素敵に重ねていくことについて考えていたらそこに行き着いた。
日々の笑顔からくる目尻のシワは確かにチャーミング。誰もが口をそろえて言うように、幸せオーラは素敵なオトナに不可欠な要素かも。
———だけど、それ以上に稀有で特別なのは、いくつになっても傷つくことを怖がらずに生きる姿勢。だって、デニムって、そうでしょう?
デニムをはいてあぐらを掻いた自分の脚をジーッと見ながら、年齢を素敵に重ねていくことについて考えていたらそこに行き着いた。
日々の笑顔からくる目尻のシワは確かにチャーミング。誰もが口をそろえて言うように、幸せオーラは素敵なオトナに不可欠な要素かも。
———だけど、それ以上に稀有で特別なのは、いくつになっても傷つくことを怖がらずに生きる姿勢。だって、デニムって、そうでしょう?
年をとるって、当たり前のことなのに不思議な現象。今日が明日になる繰り返しの中で、誕生日が定期的にやってくる。年齢が勝手にどんどん「大人」と呼ばれる数字になってゆく。
当の本人は変わっていっているようで変わらなくって、だけど日々の中で確実に「経験」は積んでゆく。
うれしいことも悲しいことも人生にはいろいろあるけれど、中でも傷ついた「記憶」というのは強烈に残る。
「もう二度とこんな思いはしたくない!」
ダメージを最小限に抑える生き方を学んでいく大人が多数派。もちろん、それは大切なサバイバル能力でもあるけれど、傷ついたにも関わらず生き残っただけでもうすでに、自分がその経験をサバイブしたことを忘れちゃいけない。
ものごとは、考え方ひとつで変わりえる。
死にそうに傷ついてしまった「情けない経験」も裏を返せば、あんなにも傷ついたのにまた立ち上がることができた「タフな実績」。
当の本人は変わっていっているようで変わらなくって、だけど日々の中で確実に「経験」は積んでゆく。
うれしいことも悲しいことも人生にはいろいろあるけれど、中でも傷ついた「記憶」というのは強烈に残る。
「もう二度とこんな思いはしたくない!」
ダメージを最小限に抑える生き方を学んでいく大人が多数派。もちろん、それは大切なサバイバル能力でもあるけれど、傷ついたにも関わらず生き残っただけでもうすでに、自分がその経験をサバイブしたことを忘れちゃいけない。
ものごとは、考え方ひとつで変わりえる。
死にそうに傷ついてしまった「情けない経験」も裏を返せば、あんなにも傷ついたのにまた立ち上がることができた「タフな実績」。
もともとは持っていた「勇気」を減らしながら生きるって、悲しい。
思い出すだけで目に涙がたまる経験を、積み重ねる生き方は美しい。
思い出すだけで目に涙がたまる経験を、積み重ねる生き方は美しい。
だって傷ついた結果としての、「勇気の減少」は生きる姿勢としての「退化」でしかない……。思い出すだけで涙腺を刺激するほどに感情を揺らす経験を積むことは、「魅力」へと繋がりゆく「進化」にできる。
試練でついた傷こそ、魅力へと変えてやる。
デニムだって、そうでしょう? ツウなマニアは、洗うことなく毎日はき続けて味を出す。汚れても、傷がついてほつれても、膝のところが盛大に破けたってサマになる。むしろそこが、クールに見える。
10年後、私は今よりももっともっと「勇敢」になっていたい。
今日が明日になる繰り返しの中で、毎日飽きることなく自分として生きて、もっともっと自分を自分になじませて、その過程でつきまくった傷すらクールでしょって風を切って歩いていたい。
「なにも怖くない。怖くない。あんなに傷ついてもまた笑うことができた過去がある。だから大丈夫、大丈夫」。まるでおまじないのように自分に言い聞かせながら、足を止めず、感情を揺らす出来事にこれからもどんどん出合っていきたい。
試練でついた傷こそ、魅力へと変えてやる。
デニムだって、そうでしょう? ツウなマニアは、洗うことなく毎日はき続けて味を出す。汚れても、傷がついてほつれても、膝のところが盛大に破けたってサマになる。むしろそこが、クールに見える。
10年後、私は今よりももっともっと「勇敢」になっていたい。
今日が明日になる繰り返しの中で、毎日飽きることなく自分として生きて、もっともっと自分を自分になじませて、その過程でつきまくった傷すらクールでしょって風を切って歩いていたい。
「なにも怖くない。怖くない。あんなに傷ついてもまた笑うことができた過去がある。だから大丈夫、大丈夫」。まるでおまじないのように自分に言い聞かせながら、足を止めず、感情を揺らす出来事にこれからもどんどん出合っていきたい。
人生の中でできた「傷がカッコイイ」って、
「笑顔が幸せそう」以上にセクシーだと思うから。
———そんなオトナに、私はなりたい。
「笑顔が幸せそう」以上にセクシーだと思うから。
———そんなオトナに、私はなりたい。
「普段は、骨盤の骨が見えるローライズかハイウエストのデニムを選ぶことが多いです。自分の裸の“実力”よりもスタイルをよく見せてくれる服を着るというのがモットーだから、自分の体型にはそれがベストと思っていて。でも、今回履いたデニムは、私の中ではハードルの高いテーパード。いつもなら自分のイメージにとどまってはかない形だけど、フィット感も含めてはき心地がよかったです。
服に自分を引き立てて欲しいので、自分よりも目立ってしまう服は着ません。そういった意味でも、白Tとデニム姿がカッコイイって最もハードルが高くて一番ステキ。いつかは、そんな女性になりたいですね」
服に自分を引き立てて欲しいので、自分よりも目立ってしまう服は着ません。そういった意味でも、白Tとデニム姿がカッコイイって最もハードルが高くて一番ステキ。いつかは、そんな女性になりたいですね」
ストライプシャツ 1万9000円/アッパーハイツ、デニムパンツ 1万9000円/レッドカード、(共にゲストリスト 03-6869-6670)、ネックレス8万円、フープピアス 2万9000円/アガット(共にアガット 0800-300-3314)、その他アクセサリー/モデル私物、パンプス/スタイリスト私物
PHOTOGRAPHS:UTSUMI
STYLING:MICHIKO YAMAWAKI(LOVABLE)
HAIR & MAKE-UP:MASAAKI FUKUGAWA
TEXT:MAKOTO TOZUKA
PROPS:PROPS NOW
STYLING:MICHIKO YAMAWAKI(LOVABLE)
HAIR & MAKE-UP:MASAAKI FUKUGAWA
TEXT:MAKOTO TOZUKA
PROPS:PROPS NOW
デビュー以来のトップセラーを
アップデートした代表モデル!
アップデートした代表モデル!
1.Anniversary Highrise(アニバーサリー ハイライズ)
ほどよく股上が深く、腰までキレイに包み込んでくれるハイライズモデル。腰の位置を高く見せてくれるから、脚長効果も抜群。大人っぽいスタイリングに仕上がる。
2.Anniversary(アニバーサリー)
「レッドカード」を代表する、万能モデル。リラックスしたシルエットでありながらスッキリとしたキレイめスタイリングが好みの方におすすめ。あらゆる体形の人にマッチする1本。
3.Anniversary Tapered(アニバーサリー テーパード)
ゆとりのあるデザインは、大人のテーパードデニムを好む方におすすめ。ボーイフレンドデニムの魅力が凝縮された1本。浅めの腰位置とヒップまわりはリラックス感のあるシルエットながら、足元にかけてのテーパードですっきり見えがかなう。
問い合わせ先
ゲストリスト
03-6869-6670
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