クラシカルとストリートの融合で生み出す
エレガンスの新定義
「ヘビをモチーフにした“セルペンティ”にサンダーボルトが自然に溶け込み、二つの要素が調和しているのが現代的。『ブルガリ』の伝統をしっかり受け取りながらも、ちょっとした遊びで表情が変化するのが面白いですね 」と森星。イタリアの巧みなクラフツマンシップによって生み出されたアイコンバッグ、“セルペンティ”と、ストリート感あふれる「フラグメント」のサンダーボルト。大きく異なる二つの要素が互いを受け入れて、現代女性らしい大胆不敵なエレガンスを描く。
- バッグ(黒)“セルペンティ”27万5000円、バッグ(白)“セルペンティ”25万円、首に巻いたシェリー“セルペンティ”1万8000円
- ネックレス(上)“ビー・ゼロワン”[PG×WG×DIA]66万円、ネックレス(下)“ビー・ゼロワン デザイン レジェンド”[PG×ブラックセラミック]32万5000円、リング“ビー・ゼロワン デザイン レジェンド”[PG×ブラックセラミック]27万5000円 、時計“セルペンティ スピガ”[PG×ブラックセラミック×DIA]131万円/以上、ブルガリ
- ブラトップ 2万9000円/ヘロン・プレストン(イーストランド03-6712-6777)、スカート(黒)5万2000円、スカート(白) 8万6000円/以上3.1 フィリップ リム(3.1 フィリップ リム ジャパン03-5411-2870)、ブーツ 8万8000円/エムエスジーエム(アオイ03-3239-0341)
クオリティー重視で選ぶ
モードな大人のレザートート
「海外に行くときは、この大きなバッグに好きな本と小さな枕、あとiPadを入れてサッと旅に出るのが理想!」(森星)。上質な一枚仕立てのレザーを使用したトートバッグは、ショルダーと手持ちの2WAY仕様。右下には、“ブルガリ・ブルガリ”のロゴをベースにして中央にサンダーボルトを配した“BBフラグメント”のオリジナルロゴが施される。バッグを主役に、冒険心あふれるホログラムカラーのトップスにパテント素材のパンツを合わせ、コンテンポラリーなスタイルが完成。
- バッグ“BBフラグメント” 18万円、腰に巻いたシェリー“セルペンティ”1万8000円、手首に巻いたバンダナ“セルペンティ”2万3000円
- イヤリング“ビー・ゼロワン”[PG×ブラックセラミック]27万円、リング(右手)“ビー・ゼロワン デザイン レジェンド”[PG×ブラックセラミック]27万5000円、リング(左手)“ビー・ゼロワン”[WG]25万5000円/以上、ブルガリ
- トップス/スタイリスト私物、パンツ 21万9000円/ディースクエアード(ディースクエアード東京03-3573-5731)、ブーツ 9万9000円/ラグ & ボーン(ラグ & ボーン 表参道03-6805-1630)
ストリートのスピリットがにじむ
デイリー使いの心強い相棒
センシュアルなオールブラックの装いがトレンドにカムバック。主役となるのは、軽やかなデニム地を用いた“セルペンティ”だ。こちらもスネークヘッドにサンダーボルトが施され、無骨なシルバーチェーンとパワフルに絡み合う。伝統と最新のクリエイティビティが凝縮された最新バッグに加え、ピンクのシェリーでアクセントを添える。「シンプルなワントーンコーデに重厚感のあるバッグを合わせるのが今の気分。卓越した職人の技によって作られているからこそ、一生モノとして大事にしたいですね」。
- バッグ“セルペンティ”29万5000円、腕に巻いたシェリー“セルペンティ”1万8000円
- イヤリング“ビー・ゼロワン”[WG×DIA]55万円、ブレスレット(右手)”ビー・ゼロワン”[WG×DIA]163万円、リング “ビー・ゼロワン”[WG×DIA]119万円/以上、ブルガリ
- トップス1万4000円/ジョン ローレンス サリバン(ジョン ローレンス サリバン03-5428-0068)、パンツ3万9000円/エムエスジーエム(アオイ03-3239-0341)
INTERVIEW with Hiroshi Fujiwara
藤原ヒロシ、自身初の
女性コレクションをデザイン
WWD:今回「ブルガリ」とコラボするにあたり、藤原さんはブランドに対してどのようなイメージを持っていましたか?
藤原:1980年代に時計がブームになって、その頃に初めて「ブルガリ」という名前を知りました。これまでは僕とは全然違うところにあるファッションだと思っていたし、触れる機会も少なかった。いわゆる一定の富裕層の方が持っているというイメージでした。だからこそ、今回コラボを一緒にやってみるのも面白いかなと思って。
WWD:藤原さんにとって、今回が初めての女性向けアイテムのデザインだと聞きました。
藤原:最初はそれも分かっていなかったんですよ。メンズもあるけどウィメンズがメインだってことは、お話を聞いて知りました。それで「そっか、女性モノを作るんだ」って感じで(笑)。それなら、「ブルガリ」がやらないようなことだけど「フラグメント」だしやってみようか、というぐらいの感覚でできる“はみ出したこと”がしたいなと思っていました。
WWD:デザインのコンセプトは?
藤原:資料をいろいろと読んでいたらパンクっぽいエッセンスを融合できるかなと思ったんです。“セルペンティ”のヘビのうろこがパンクのスタッズみたいに使えるかなとか。
僕自身はできれば自分のロゴがないものを作りたいけど、ブランド的に必要だったりコマーシャル的に必要だったりするので、「ブルガリ」のイメージを9割生かして「フラグメント」のエッセンスを1割足した“セルペンティ”コレクションと、「フラグメント」のイメージ9割に「ブルガリ」のエッセンスを1割足したベーシックな“BBフラグメント”コレクションを作りました。だから「ブルガリ」のイメージとは全く異なるタイプのモノをそれぞれ用意しています。
WWD:仕上がりを見ていかがですか?
藤原:しっかり作られているなと感じます。一度フィレンツェにある「ブルガリ」の工房に行って、職人の丁寧で巧みな技術に驚きました。それを見ているから、もちろん仕上がりには満足しています。自分の中でも、新しい挑戦ができたように思いますね。
藤原ヒロシ:1964年三重県伊勢市生まれ。「フラグメント デザイン」主宰。デザイナー、音楽プロデューサー、大学教授など多彩な顔を持ち、海外では“キング オブ ストリート”とも呼ばれる。近年は、「ルイ・ヴィトン」「モンクレール」「タグ・ホイヤー」などラグジュアリーから国内の若手ブランドまで幅広くコラボ。
MOVIE
POP-UP STORE
- ブルガリ X フラグメント ポップアップストア
- 開催期間:6月5日~11日
場所:阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11 - 開催期間:6月5日~18日
場所:阪急メンズ東京 1階 メインベース
問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100
PHOTOS:TAKAHIRO IGARASHI(SIGNO)
STYLING:CHIE ATSUMI
HAIR:TAKAYUKI SHIBATA(SIGNO)
MAKEUP:YUKA WASHIZU(BEAUTY DIRECTION)
TEXT:MEGUMI OTAKE
DESIGN:NANOU INC.
素材のPGはピンクゴールド、
WGはホワイトゴールド、DIAはダイヤモンドの略
森星:モデル・タレントとして国内外の雑誌、広告、ショーで活躍するほか、CMやファッションイベント等にも数多く出演。時代を代表するアイコン、オピニオンリーダーとして絶大な支持を得る。ファッション誌で見せるクールな表情とは裏腹に、プライベートでのぞかせる屈託のない笑顔も魅力のひとつ。