今知っておくべき最新アイウエア・ニュース ALL ABOUT EYEWEAR NEWS
個性を表現するアクセサリーの一つとして、アイウエアへの注目度が高まっている。眼鏡に対してかつてのような抵抗感はなくなり、街ではサングラスをコーディネートに積極的に取り入れているスタイルを数多く見かけるようになった。メイクと同様、デザインによって表情を一変させる重要なアイテムだ。今知っておくべきアイウエアのトレンドとビジネスシーンの動きを紹介する。
TREND KEYWORDS
注目したいトレンド眼鏡
5つのキーワード
アイウエアトレンドの流れの中で、スポーツ熱が高まっている。来年に迫った東京オリンピックに対する期待感の表れなのか、色はゴールドが目立つ。また、フレームだけでなく、レンズにも大胆なデザインが施されている。機能的な“見え方”に加え、デザインとしての“見せ方”もレンズの役割となった。常にアイウエアトレンドのベースにあるのは、クラシックの現代的な解釈だ。人気が続いたラウンド型がモダンに進化している。
KEY WORD1ゴーグル
ゴーグルのような一枚レンズの
スポーティーなデザイン
1.CHANEL 2.MIU MIU 3.EMPORIO ARMANI
KEY WORD2ゴールドの装飾
ゴージャスさが際立つ
ゴールドの装飾性
4.GUCCI 5.GUCCI 6.DOLCE & GABBANA
KEY WORD3モダンラウンド
クラシックな丸型を
今らしいスタイルに解釈した
7.MIU MIU 8.PRADA 9.EMPORIO ARMANI
KEY WORD4アートなメタル
フロントやテンプルの細いメタルが
アートのような流線を描く
10.BVLGALI 11.BVLGALI 12.COACH
KEY WORD5デザインされたレンズ
レンズにロゴや柄がデザインされ、
強いインパクトを放つ
13.GUCCI 14.DOLCE & GABBANA
15.DOLCE & GABBANA
EYE WEAR ON RUNWAY
アイウエアトレンドが
ランウエイに続々登場
パリとミラノの2020年春夏コレクションのランウエイには、存在感のあるサングラスとのコーディネートが数多く登場した。目立ったのは、顔の半分を覆うほどのビッグサイズ、レトロ調のオレンジやピンクの淡いカラーのレンズ、ゴーグル調のスポーティーなレンズ。アイウエアの最新トレンドはレンズの変化がポイントだ。
/
EYEWEAR NEWS
SELECTION
今世界のアイウエア業界で
何が起こっているのか?
知っておくべき注目のニュースを
ダイジェストで紹介する。
OLIVER PEOPLES
オリバーピープルズ
アメリカ・ロサンゼルス発のラグジュアリーアイウエア「オリバーピープルズ」が、キャンペーン「Who is Oliver?(オリバーの正体とは?)」を展開。その答えは?
TOPICS
相次ぐショップオープン、新しいブランディング、テック系デザインの登場などダイナミックに動くアイウエア業界のトピックスをピックアップ。
「アイヴァン」が渋スクにオープンする
クローゼットに囲まれた空間
アイヴァンは11月1日、東京・渋谷駅直結の新しいランドマークタワー「渋谷スクランブルスクエア」2階に、アイウエア・サロン「シープ・アイヴァン(SEEP EYEVAN)」をオープンする。内装を手掛けたのは、建築家の宮澤一彦。「『アイヴァン』のコンセプトである“着る眼鏡”から着想を得て、天井まで棚で囲まれたクローゼットの中のような空間を作った。渋谷のストリートカルチャーの持つ荒々しさとクローゼット内部の落ち着き感をコンクリート風のテクスチャーと木のテクスチャーに変換した」という。
伊勢丹新宿本店のアイウエアコーナーに表れた新兵器とは?
伊勢丹新宿本店本館1階のアイウエアコーナーが増床リニューアルし、店舗面積が約2倍に広がった。40ブランド以上を販売する同店の注目点は、イタリアのルックスオティカ(LUXOTTICA)が開発したデジタルプラットフォーム“バーチャルオプティカルストア”をアジアで初めて導入したことだ。これは「シャネル(CHANEL)」や「レイバン(RAY-BAN)」などルックスオティカが手掛ける商品をiPadで閲覧でき、バーチャル上で試着・オーダーができるというもの。デジタル化がアイウエア業界にも広がっている。
異端児「アイシー!ベルリン」が
エレガントに変貌
ドイツの「アイシー!ベルリン」が大きな変貌を遂げている。1996年、創業者ラルフ・アンダールの型破りなクリエイションが毎シーズンの話題になっていたが、昨年ラルフが一線を退いたことを機に、ブランドロゴを一新して次代のアイデンティティーを築き始めた。ブランドが生まれ、拠点としているドイツ・ベルリンの開拓者スピリットをベースにしたプレミアム、タイムレスデザイン、クラフツマンシップ、コンフォートなどをキーワードとする多彩なコレクションが世界のさまざまな個性やライフスタイルに対応する。
ベイクルーズが初のアイウエアショップ
オープンの目的は?
ベイクルーズのグループ会社アクメ(ACME)は、眼鏡のセレクトショップ「アイシンク ヒロブ(EYETHINK HIROB)」を東京・新宿の商業施設フラッグス(FLAGS)2Fにオープンし、眼鏡事業に進出した。担当者は「女性客に愛用いただけるファッション小物の一つとしてアイウエアを提案したい」と狙いを話す。さらに、ベイクルーズが創業50周年を迎える2027年に設定した売上高3000億円という目標達成に向けた新事業でもある。「大きな数値目標に向かって、アクメも役割を果たしたい」。今後3年で5店舗の出店が目標だ。
「ジンズ」の高機能サングラス「ニューロンフォーディー」の凄さとは?
「ジンズ」は、高機能サングラス「ニューロンフォーディー(NEURON4D)」を10月31日に発売する。画期的な特徴は、アメリカのカーボン(CARBON)社が手掛ける3Dプリンタを使用して共同開発したクッション性、通気性、ファット感に優れたポリウレタンをテンプルの内側に装着して、新感覚の掛け心地を実現していることだ。この高度な技術をアイウエアに採用したのは、「ジンズ」が世界で初めてで、特許・意匠を出願中だ。アクティブなストリートシーンをイメージしたファッション性にもこだわった。価格は2万5000円。
日本最大級の国際メガネ展「iOFT2019」の
見どころは?
国際メガネ展「iOFT2019」(リード エグジビション ジャパン、福井県眼鏡協会主催)が10月8日から10日までの3日間、東京ビッグサイト南展示棟で開かれる。32回目を迎える今回は、世界20カ国から前回比50社増の370社が出展し、新作7万4000点が発表される。「iOFT」の魅力の一つは、ビジネス拡大の可能性が広がるグローバルな規模だ。さらに今回はファッション性の高まりを背景に、サングラスを特集した特設エリアを設け、世界の160ブランドを展開する。「iOFT」が発信するサングラスのトレンドにも注目したい。
COVER CREDIT
STYLING:SHOTARO YAMAGUCHI(EIGHT PEACE)
HAIR:NORI TAKABAYASHI(YARD)
MAKEUP:NAGISA(W)
MODEL:AMI SUZUKI(SATORU JAPAN)
中に着たレザーコート24万4000円(参考価格)/テル エ バンティーヌ (ディプトリクス03-5464-8736)、
タートルネックニット2万3000円/バーニーズ ニューヨーク(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター0120-137-007)