Play Wedding DO IT YOURSELF

シャープな瞳に長い手足、どこを取っても隙のない端正なルックスが魅力の俳優、杉野遥亮さん。モデルから俳優へと駆け足で活躍の場を広げ、ドラマや映画出演のオファーが絶えない人気ぶりだ。 クールなバーテンダーから詐欺グループのリーダーまで、作品ごとにさまざまな表情を見せる彼に胸キュン女子も多いのでは?
“PLAY WEDDING DO IT YOURSELF”をテーマに、杉野さんに理想のウエディングを聞いた。

“一生に一度の結婚式は特別なものにしたい。
壮大なプロジェクトになりそうだけど、
彼女と一緒に考えるのも楽しそう”

「結婚願望はあります!でも、今はまだかなぁ」。照れ笑いを浮かべながら、未来のウエディング姿に妄想を膨らませる杉野さん。この日、彼が選んだのは鮮やかなピンクが初々しい「ロエベ(LOEWE)」のタキシードスーツだ。ほんのちょっとのあどけなさと大人の色気が交差する、現在24歳の彼が思い描く恋愛観&結婚観とは?

生き方や価値観も多様性の時代になり、今や結婚式も従来の型にはまらず自由なスタイルが楽しめるようになりました。杉野さんが思い描く理想の結婚式とは?

結婚式は大人数じゃなくて、自分の華やかな場を見届けてほしい人に祝福してもらいたい。たくさん呼びすぎると、一人一人に感謝が伝えられないですからね。今の自分をつくっているのは、成長を近くで見守ってくれた人たちだから、両親や友だち、マネージャーさんに気持ちを伝える時間がほしいなって思います。

今日は「ロエベ」のタキシードスーツを選択しましたが、男性がピンクを着るということに抵抗はありませんでしたか?

最初、フィッティングしたときは迷ったけれど、ピンクもアリだなって思いました。「ロエベ」のタキシードはロマンチックなのに甘くなりすぎない。フォーマルでいて、抜け感があるのが今っぽいですね。結婚式の衣装選び一つにしても、型に縛られたくないんです。でも、相手の意見も尊重したいなって思っています。まだどのタイミングで着られるかは分かりませんが、同じ価値観を持った人に巡り会えたらいいなと思いますね。

結婚式は人生の節目の一つですが、どのような場所で式を挙げたいですか?

やっぱり地元がいいなぁ。自分の生きてきたバックボーンを生かせる場所とか、ゆかりの地とか。クリエティブなことをやるなら、地元の廃校になった小学校でやるのも面白そうですね。ホテルでの結婚式ももちろんいいけど、一生に一度となるとやっぱり特別なものにしたい。壮大なプロジェクトになりそうだけど、彼女と一緒に考えるのも楽しそう。食事だって、お互いの出身地の食材を生かしたメニューにしたり。彼女ができたらすぐ両親に紹介するタイプなので、その温度感を大事にしてくれる人っていいなって思います。

“結婚はまだまだ先。
30歳オーバーくらいでもいいのかな”

9月に24歳を迎えたばかりですが、何歳までに結婚したいですか?

30歳くらいまでには結婚したいですね。う~ん、でも30歳オーバーくらいでもいいのかな(笑)。一生を添い遂げられる相手にどのタイミングで巡り会えるか分からないから、まだなんとも言えないですね……。理想は30歳だけれど、まだまだ経験が浅いので、もう少し歳を重ねてからでもいいのかな。

恋愛に求めるものと、生涯のパートナーに求めるものに違いはありますか?

ないです。僕は結婚したいと思える人としか付き合ったことがないんです。だからこそ、簡単に好きにならない。相手のことをちゃんと知ってから好きになるので恋愛は慎重ですね。なので、恋愛と結婚に線引きはありません。好きになった人が結婚したい人。だって、ずっと奥さんに恋していたいから。もちろん、恋愛をしている途中でお互いのズレが生じることもあるから、それはなんとも言えないけれど……。結婚ってお互いのタイミングと価値観のバランスなんじゃないかな。

“どんな状況下でも
奥さんの味方でいたい”

杉野さんが結婚したいと思う理想の女性とは?

目標があって、その道に向かって前に進んでいける人。あと、その人の考え方を自分が尊重できるかどうか。自分を持っていて、お互いを高め合える人が理想ですね。そんな完璧な人いるのかなってくらい、実は理想が高いのかもしれません(笑)。でも、今はそう思っています。

では結婚したら、どんな家庭をつくりたいですか?

普通がいいです。ある意味、自分が育った家庭が理想なのかも。両親は僕にぜいたくさせすぎるわけでもなく、人としての礼儀もきちんと教えてくれたし、大人になる準備をさせて育ててくれていたんだなって思います。だからいつか子どもができたら、人としての基本のキを教えてあげたい。欲を言えば、東京とは少し離れたところで暮らすのもいいですね。なんでもモノがそろう都会じゃなくて、豊かな自然のある場所でのんびり暮らしたい。

それは杉野さんが幼少期のころ、自然に囲まれた環境で育ってきたから?

千葉県出身なので、それこそ学生の頃は物足りなく感じていました。東京ってファッションや音楽の情報に敏感で、刺激を吸収できる場所。だからこそうらやましく思っていたんでしょうね。でも、情報が限られた田舎で育ったことで、自分に何が足りないか、何をしたいかを自然に学べていけた気がするんです。なので、自分に子どもができたときも、同じように育てたいって思うのかもしれませんね。

杉野さんが結婚をしたら、奥さんにどんなことをしてあげたいですか?

支えになりたい。どんな状況下でも奥さんの味方でいたいですね。家事だって夫としてできることはしっかりやりたい。ご飯を作ったり、掃除をしたり、子どもの相手をしたり。相手にだってやりたいことはたくさんあるだろうから、どちらかが負担を背負うのではなく、お互いできることをバランスよく分担できれば。とにかく家族ファーストでいたいです。

“プロポーズは自分から。
女性には言わせたくない!”

まだ先かもしれませんが、プロポーズはどんな場所でしたいですか?

出会った場所とか、二人の思い出の場所とか……。プロポーズからまた新しいストーリーが始まるので、二人の中で明確にピンとくる場所がいいですね。プロポーズの言葉は……う~ん、遠回しになりそう(笑)。「それってつまり結婚しよう、っていう意味だよね!」みたいな。

プロポーズの言葉は言いたい方? 言われたい方?

プロポーズは自分から。女性には絶対言わせたくないです!もちろん婚約指輪も添えて。実は、占い師のゲッターズ飯田さんから、結婚するなら今年か42歳と言われているんです。今はその予定はないので、まだ先になりそうです(笑)。

杉野さんにとって結婚とは?

新しい自分が生まれる瞬間。自分の家族ができるわけだから、男としてギアを上げなきゃいけない。それが相手や子どもに対する愛なのだと思う。

杉野遥亮(すぎの・ようすけ)
モデル、俳優:1995年9月18日生まれ。ファッション雑誌「FINEBOYS」(日之出出版)の専属モデルオーディションでグランプリを受賞。2017年公開映画「キセキーあの日のソビトー」で俳優デビュー。ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」「ミストレス~女たちの秘密~」「スカム」ほか、映画やCMにも多数出演。19年11月29日公開の映画「羊とオオカミの恋と殺人」では主人公のニートの青年・黒須越郎役を演じる

ジャケット22万8000円、パンツ9万円、カフスボタン参考商品、シューズ9万2000円/以上、
ロエベ(ロエベ ジャパン カスタマーサービス03-6215-6116)、シャツ2万2000円/トゥモローランド ピルグリム、
ボウタイ2万円/ジュープ バイ ジャッキー(以上、トゥモローランド 渋谷本店0120-983-522)、サスペンダー、ソックス/以上、スタイリスト私物