リード (LEED)
リードとは
米国グリーンビルディング協会(USGBC:US Green Building Council)が開発運用している建物と敷地利用についての環境性能評価システム・認証制度。1993年に設立された。省エネと環境に配慮した建物・敷地利用を先導するシステムを意味する「Leadership in Energy and Environmental Design」の頭文字をとったもの。認証を取得するには、必須項目の要件を必ず満たす必要があり、加点項目を満たすことでポイントを獲得。得点に応じてプラチナ、ゴールド、シルバー、サーティファイドの4つのレベルで評価される。
リードにまつわる動向
ケリング(KERING)が2021年、伊ピエモンテ州トレカーテに設立した新たな物流拠点はリードのプラチナ認証を取得する予定で、加えて建物利用者の健康面に配慮した室内環境評価システムWELL(WELL Building Standard)のゴールド認証を目指している。
東京急行電鉄と東急不動産などが手がける商業施設「二子玉川ライズ」は2015年、リードのまちづくり部門「LEED ND(2009年版)」においてゴールド認証を取得。LEED NDの本認証でのゴールド取得は世界初であった。
米国オレゴン州ポートランドのモダンな複合施設であるブロードウェイ・タワーの入り口には、LEEDゴールド認証のアイコンが見える PHOTO:HAPABAPA