ショールーム記事一覧
ショールームとは【「WWDJAPAN」用語辞典より】
新進のデザイナーズブランドが拡販を目指す時、今は自社ECで客に直接売っていくという手法（いわゆるD2C）もあるが、有力セレクトショップや百貨店自主編集売り場などの卸販売先を開拓し、売り場と共にファンを育てていく手法もまだまだ影響力は大きい。
その際に有力店と新進ブランドとをつなぐのが、セールスエージェントだ。中小規模の新進ブランドは、自社内に営業担当者を抱える余裕がないため、セールスエージェントと呼ばれるプロの営業代行者と組み、卸先を開拓する。エージェントは、新作発表時期にショールームと呼ばれる展示会を開き、国内外のバイヤーを招く。このとき、どれだけ有力店のバイヤーを呼んで商売につなげられるかがエージェントの力の見せ所だ。人気の高いエージェントは自社の信用を保つため、自信を持って推せるブランドしかショールームで扱わない。どのエージェントのショールームで扱ってもらえるかは、新進ブランドの成長の試金石であり、ブランディングにも直結する。
©FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
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