説明責任 （ACCOUNTABILITY）

説明責任とは 　元は株主総会で会社の経営状態について株主に説明する場面を指す言葉。環境・人権問題が経営と深く関わる現在、企業は環境保全などの活動に責任をもって取り組むとともに、その活動の成果を社会に報告していくことが重要であるという考え方。近年、ミレニアル世代やZ世代を中心に消費者が企業に「誠実さ」を求める傾向にあり、そのことからもファッション・ビューティ関連の企業活動における「説明責任」が重要になっている。「説明」は人権など企業活動を取り巻く社会問題全般に求められる傾向にある。 説明責任にまつわる動向 　2020年以降、大きくフォーカスされた新疆ウイグル問題は企業の「説明責任」が問われた事案であった。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は21年4月の記者会見で、同問題に関して「政治的なことにはノーコメント」と発言し炎上した。 説明責任の参考記事 アパレルとウイグル問題　求められる姿勢とは？「"沈黙は金"ではない。ノーコメントはリスクだ」オルタナ森編集長 ファストリ柳井会長、ウイグル問題には「ノーコメント」 「非常識な常識に目を向けて」「ナイキ」の広告で描かれた差別やいじめから差別禁止法を考える