ブリュード・プロテイン 記事一覧

ブリュード・プロテインとは
 山形県鶴岡市に拠点を置くスパイバーが開発した人工タンパク質素材。ポリエステル以来の革命的素材ともいわれている。遺伝子工学を駆使して合成したタンパク質を微生物による発酵プロセスで製造。スパイバーはこれまで、ナイロンのような長繊維やカシミヤ風の原毛、自動車のドアパネルやクッションシート、人工毛髪の試作品などを提案。化石資源に頼らず動物たちの犠牲もなくモノ作りをすることができる。ニーズに応じて特長を分子レベルでデザインできる夢のような素材である。

ブリュード・プロテインにまつわる動向
 スパイバーは2019年8月にゴールドウインと共同で、ブリュード・プロテインを使った“ムーン・パーカ(MOON PARKA)”を発表し話題を呼んだ。また企業としては20年3月、タイの量産工場を開所。さらに同年9月8日には、投資ファンドのカーライルや官民ファンドであるクールジャパン機構などからの増資と事業価値の証券化で新たに340億円の資金調達を行ったと発表した。

ブリュード・プロテインの参考記事

スパイバーのタイの量産工場が開所 試運転開始へ
ゴールドウイン×スパイバー、新アイテム「ザ・セーター」発表
スパイバー、上場へ本格始動 カーライルなどから340億円を調達
ザ・ノース・フェイスの最高傑作“ムーンパーカ”、スパイバー関山代表が語る衣服革命